2020年2月、2週目のポイ活
ポイ活にハマりそう。
まず、d払いで配布された薬局の200円引きクーポン。
それを使って、今週と来週分のお菓子を買った。ブラックサンダーはココカラファイン、アルフォートはマツモトキヨシ。労働中はお菓子の消費量が増えるので、この量を27円で購入できたのは嬉しい。ただ、東京駅の薬局は狭くて品揃えが少なかったので、また同じクーポンを使うことがあったら、もっと規模の大きい店を使いたい。
別の日に、同じd払いですき家の200円引きクーポンを使った。
150円で牛肉と米を食べるという贅沢。
ついでに、ずっと食べたかったミニストップのイチゴチョコソフトが50円引きになっていたので、デザート代わりに。チョコのワッフルコーンが美味しかった。
最後は、メルカリで配布された古本市場のクーポン。最大で1000円買うと200円のメルカリ残高が貰えるというので、欲しかった本を数冊購入。
アンケートやクリックする系のポイントとは違って、電子マネーのポイ活は買い物ついでに出来るから時間も節約できるし、楽しい。
『スマホ脳』― 誰が為のテクノロジーか
出版:2020年
著者:アンデシュ・ハンセン ― スウェーデンの精神科医。『一流の頭脳』というベストセラーがある。そっちだと名前がアンダーシュ・ハンセンになってるんだけれど、どっちが正しい発音なのだろうか。
概要
スマホが脳に与える悪影響に関する啓蒙書。
人間の進化とデジタルの進化は、同じ進化でも別次元
言ってしまうと、これがスマホの悪影響の原因だと著者は考えている。世界史を習ったことがある人なら、人類が誕生する前の時間の流れの遅さに、多少は驚いたんじゃないだろうか。だって、猿が登場して二本足で立つまでに1億年以上かかって、そこから二足歩行に慣れて石ころで野菜掘ったりする知能がつくまでに3500万年くらいかかって、そこから我々現代人と同じ種類(新人類)になるまでに3480万年くらいかかっている、と考えられているのだから。ちなみに、新人類の誕生は今から20万年前くらいの出来事らしい。西暦の2021年間なんて、歴史のほんのほんの一部なのだ。
今回のメインテーマがスマホなので、分かりやすく情報伝達の歴史という視点で人類史を簡潔にまとめてみる。まず、文字は紀元前4000年頃に登場し、紙による記録が中国で1世紀頃から始まり、同じく中国で7世紀ごろから印刷が始まり、15世紀のドイツで活版印刷が発明されて書籍の大量生産が可能になり、第二次大戦終戦直後に軍で使われるような電子プリンターが登場し、その35年後にレーザープリンター、さらに10年後にインクジェットが現れて民間でも印刷できるようになり、さらに10年経つか経たないかのうちに個人でもインターネットを閲覧できるようになったのが、20世紀末期のこと。21世紀に入ってすぐか直前くらいに携帯電話が登場し、そいつがネットに繋がって誰もが片手で世界中の情報を集められるようになり、それからたったの7年後(2007年)に、今回の主役であるスマホが爆発的に普及して、誰もがいつでもどこでも世界中へ情報発信できる時代になった。スマホの覇権は勢いを増しながら10数年間続いており、現在に至る。
数十万年~数億年が必要だった人類の進化と比較すると、数年~十数年スパンであるデジタルの進化速度は一瞬に過ぎない。
その弊害がスマホの普及によって顕著になっている、ではその内容や原因は何なのか?
というのが本書のメインテーマである。
現代社会は、人間が進化によって獲得した本能に適していない
人間は長い間、飢餓や凶暴な獣や凶暴な隣人や病気などの危険を避けて、生き延びる必要があった。現代の肥満の原因の一つが、人間は飢餓を避けるために本能的に高カロリーな食事をしたがるため、というのは有名な説だ。
本書ではこれに加えて、人類が進化によって獲得してきた危険を避けるための本能が精神疾患の原因だとしている。例えば、突然襲ってくる獣から逃げるためには常に落ち着きなく周囲を警戒する必要があるが、現代社会ではADHDと診断されてしまう。また、敵対する人間から身を守るためには、隣人をしっかり観察して悪い噂話もよく聞いておかねばならないが、現代社会では不安やうつ病の引き金になる。
本書(の日本語訳)ではこうした本能を「闘争か逃走か」「火災報知機の原則」と表現し、コルチゾール、HPA系、扁桃体などの働きによるものと説明している。これらの本能は危険でいっぱいだった時代には生存戦略として有効だったが、危険がなくなった現代では精神欠陥とみなされたり、過剰なストレスを生み出す原因となり、逆に生存を妨げてしまっているのだ。しかし、長い長い進化を経て身に付いた本能を、たったの数年間でキレイサッパリ消し去ることは不可能。その結果、大人の9人に1人以上が抗鬱剤を飲む世界が生まれてしまった、というわけ。ちなみにこの人数はスウェーデンのものなので、ストレス大国の日本はこれ以上の惨状ということになる。
スマホは、人間の本能に働きかける
さて、ではスマホはどのようにして、人間に悪影響となっているのか。その一つに、スマホやスマホをプラットフォームとするサービスが人間の本能を利用している、という点がある。
まずはネット広告。検索履歴を基に、その人が興味を持ちそうな広告を自動的に選別して、ネット上の目につきやすいありとあらゆる場所に配置されることが当たり前になっている。これは、生き延びるための情報を集めようとする人間の本能と、報酬系への刺激(ドーパミンを大量に生み出す)を利用したもの。この副作用として、集中力の欠如(マルチタスク化)がある。著者は「集中力こそ現代社会の貴重品」と書いており、ネット広告に限らずスマホ自体に集中力を散らすことを指摘している。(枕の横にスマホを置いておくだけで睡眠の質が悪くなる等)
集中力はデジタル社会で最も必要とされるものなのに、そのデジタル社会によって奪われてもいる。
次に、ネットニュース。これも生き延びるための情報を集めようとする人間の本能を利用したものだが、問題なのはフェイクニュース。伝えることでは無く、一人でも多くの人間に読んでもらうことが目的のニュースは扇動的な噂話を好んで書かれるが、この噂話が事実無根だとフェイクニュースとなり、フェイクニュースは事実だけを書いたニュースよりも拡散力が高い。これも人間が脅威や恐怖の情報を生存戦略の為に集めたがる、という本能を利用したもの。フェイクニュースを読んで不安を感じた人間が仲間にフェイクニュースを拡散して、どんどん広まっていくという構図だ。そして、真実はますます遠ざかっていく。
そして、SNS。世界中に自分を発信することが可能で、「いいね!」と評価されれば有名人になったり一攫千金も夢ではない、素晴らしいツールだ。これは、自己表現や社会的地位の獲得によって分泌されるセロトニンが影響する。そうやって成功している人は良いのだが、SNSの副作用はセロトニンの出てない人たちが成功した人間と自分を比較することで、自信喪失や孤独感を生じることにある。世界中の人間を知ることが出来るというのはデジタル技術の賜物だが、世界中の人間に対して競争意識が芽生えたり、隣にいる人間を無視してネット上の実態なき交流を優先してしまう危険性もあるのだ。
私がここに挙げた以外にも、様々な弊害や研究結果が説明されているので、気になった方はぜひ実際に読んでみて欲しい。
そして、これらスマホのヘロイン並の依存(と本書では書かれている)によって、「バカになっていく子供たち」と大人たちが大量に生産されていく。大量の広告や情報に集中力を散らされ、真実ではなくフェイクを追いかけ、自信喪失や孤独感に苛まれて抗鬱剤を手放せない人間の出来上がり、というわけだ。この現象を、本書の最後でこう表現されている。
スマホというテクノロジーが、人間を2.0バージョンにするよりも、むしろ0.5バージョンにしてしまうのだ。
まとめ
最後はちょっと大袈裟に書いてしまったけど、「デジタルデトックス」なんて言葉も出来るくらいだから、スマホを敵とみなして必要最低限のご利用に留めておくに越したことはない(という心理を「火災報知機の原則」というらしい)。
ジョブズが自分の子供にスマホを与えなかったという話は有名だし、ipodの開発に関わっていたトニー・ファデルというアップル幹部も、スマホの危険性が周知されていないことを批判している。
この本の著者もスマホのありかたについて、
テクノロジーのほうが私たちに対応するべきであって、その逆ではないはずだ。
と述べている。私たち消費者にとってもその方が理想的なはずだが、もちろんメーカー側は全く逆の考えをもっているだろう。そして厄介なことに、「スマホ脳」となった人間は喜んで自分自身をテクノロジーに対応させてしまうのである。
本当に対応できているかどうかは考えずに。
『失われゆく仕事の図鑑』
今は無い仕事や、無くなりそうな仕事の図説。当時の写真や思い出話が色々と載っていて、一昔前の日本文化を知りたい人にお勧め。文章担当が数人いるせいで、文体が統一されてないのが難点。貴方の独り言じゃなくて、当時の日本の話が聞きたいんですけど… というものが稀にあった。(笑)
資本に頼らないシンプルライフのヒントが得られるかもしれない。例えば、冷蔵庫が無い時代は氷の冷気を使って食べ物を保存していた、とか。
個人的に気になった「失われゆく仕事」を、いくつかピックアップしてみた。
・名曲喫茶、流し
名曲喫茶は、客が好きなクラシックのレコードを持ちこんで、お店で流してもらい、それを客同士で聞きながら一息つける喫茶店。流しは、ギターなど楽器を持って飲み屋を巡り、即興で演奏してお金を貰う演奏家。
私は音楽を聴くのは好きなんだけど、日本の公共施設はうるさいと感じるときがある。どこに行っても、流行のBGMがガンガン流れているから。同じ曲ばかり一方的に聞かされることが当たり前になっているけど、ちょっと前まではこういうBGMもあったのだ。まあ、今でも都会から離れれば怖いくらい静かなんだけどさ。
・氷屋、アイスキャンデー売り、紙芝居屋、金魚売り、卵屋、etc
スーパーやコンビニが出来る前も、小間物屋などの何でも屋さんは存在したけれど、一種類に特化して狭い地域でちょっとずつ商売する物売りも、たくさん紹介されていた。卵屋なんて、屋台に卵がドンと積まれてて、客はそこからカゴなどに入れて持って帰ってたらしい。誰かが卵の台にぶつかったり引っくり返したりしたら、どうしていたのだろうか。
現在もネットが発達したり都市集中が起こっているので、アイスで有名な店も繁盛するし、こだわり卵の全国通販も可能だという意味では、これらの職業は生き残っているといえる。氷屋だって、かき氷がブームになったしね。もっとも、昔の氷屋は冷やすための氷を売っていたみたいだけれど。
・自動販売機
自動販売機自体は現役だけど、一昔前はうどんやエロ本も売っていて、色んな食べ物や飲み物を売る自動販売機が集まったレストランもあったらしい。
コロナで人間同士の接触が制限されているので、かつての自動販売機を復活させて、一旗揚げる人間が現れるのかもしれない。人件費削減にもなるしね。
・修理屋
傘の修理屋とか。私は不器用なので、こういう手仕事が出来る人は羨ましい。
ただ世の中は、安くてモロいものや、メーカー以外は修理できない品物が増えてきているので、生き残るのは大変そう。
・売血
「ばいけつ」と読む。文字通り、自分の血を売ること。献血の前身なので仕事とは違うけど、専業にする廃人もいたらしい。そういう人は1か月に何十回も血を抜いたせいで病気になって入院して、文字通りの廃人になったり。
売血は民間がやっていたが、そういう廃人から採った血は質が悪いので問題になったことから国の事業となり、売血は「献血」というボランティアになった。昔はカネが関与したけど、現在は善意で成り立っている、珍しい仕事(?)ともいえる。
・キーパンチャー
いわゆる「データ入力」の前身で、タイピング用の機械を使って、ひたすら文字を打つ仕事。女性の仕事だった。タイピングの音が響く室内でひたすら機械を打つ作業は過酷で、自分自身が鬱になって自殺する人まで出てきて、社会問題化したらしい。
まあ、これは現在も変わらないか。
せっかくファミペイで500円貰ったのに、使えなかった話
こないだの半額還元キャンペーンのために登録して、けっきょくキャンペーンには参加しなかったファミペイだけど、新規会員登録したので500円分のポイントを貰えた。
…が、使う前に期限切れになってしまった。(泣)
「電子マネーはスケジューリングが大事」とか書いておきながら、このザマだ。いや、期限があることは知ってたんだけどね、まさか登録してから1週間しか使えないとは… トホホ。
まあ、無くなったものは仕方がないので、メルペイのこのクーポンで、久々にファミチキを買った。
いつ食べても、脂まみれで本当にジャンキーな食べ物だ。
あと、ファミペイで108円のお菓子が無料になるクーポンが貰えたので、期限切れになる前にサッサと使った。これまた久々に食べる大判焼き。イッキ食いするとけっこうお腹に溜まる。
本当は無くなった500円のお弔い会と洒落込んで、500円分の買い物をする予定だったんだけれど、食べたい物が無かったので、これしか買わなかった。
で、ファミペイはアンインストールした。
ポイ活のためにピカチュウの尻尾を買った話
ピカチュウの尻尾を買ってしまった。100万円で。
…嘘。1500円くらい。
本当の目的はこれ。ポイ活を本格的に始めるために、やっとpontaカードを作ることにした。どうせなら可愛いデザインのが良いなー、と思って探していたら、ピカチュウデザインのpontaカードがあることを知って、メルカリで買ってしまった。
ローソンで発行すればタダなのは知ってるんだけどね… 知ってるんだけどね…
pontaカードそのものというよりは、au PAY のこのキャンペーンが目当て。20%還元の方は1か月出遅れてしまったけれど、近所のOKが対象になっているので、キャンペーン中の食材は主にOKで買うことになりそう。ちょっと気を付けないといけないのが、1回の買い物でポイント対象になる金額が2500円ということ。うっかりそれ以上の金額で買い物してしまわないように、気を付けないと。
ローソンからチャージするキャンペーンの方は、3000ポイント貰うとすると6万円もチャージしなくてはいけない。この後もau PAY が20%還元の様なキャンペーンをどんどんやってくれるなら、6万円くらいはあっという間に使ってしまうと思うが、どうなんだろう?
ponta カードとau PAY の連携が妙に面倒くさかったけど、(ponta の会員登録をしてなかったり、au ID のパスワードを忘れてたり)、無事に連携することが出来たので、明日の晩御飯は早速、OKの惣菜で慰労会だーーー!!!!
あと、ファミペイもインストールしていて、ドラッグストアや家電の半額還元キャンペーンに参加しようと思っていたのだけれど、銀行口座と連携してないと参加資格がないと言われたので諦めた。○○ペイはポイ活に欠かせないけど、現ナマが入っている銀行口座と紐付するのはさすがに不安だったから。ああ、口惜しい!
…と思っていたら、ファミペイのシステムがパンクしてキャンペーンが中止になった。それも驚いたけど、銀行口座と新進気鋭の電子サービスを連動させることに不安を感じない人がたくさんいることの方が驚いた。捨て口座でも使ってるのかな、そういう人は。
というわけで、セミリタイアに向けて、というよりはセミリタイア後の支出を抑える練習をするために、ポイ活とやらを頑張ってみます。
2021年1月の出費状況と、今月の目標
久々に労働者になったけど、まだ給料は振り込まれていないNatuXaです。
2021年1月の出費
家賃+水道高熱費+通信費:61,807円
税金:38,090円
食費:22,303円
その他:13,792円
娯楽:6,978円
交際費:6,930円
交通費:4,620円
生活費:3,796円
投資:880円
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計:159,196円
2021年1月の収入
現金:143,151円
夢なびポイント:7,872円
ファミペイ:608円
ヤフオク:286円
ポイ活:93円
paypayボーナス:81円
Tポイント:75円
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計:152,166円
今月から、収入も記録しておくことにした。
7,030円の赤字でした。
出費の内訳
ということで、内訳。
- 家賃+水道高熱費+通信費 → 家賃、水道光熱費、ネット代は同居人と折半。残りが電話代。
- 税金 → 国民健康保険、国民年金、住民税のトリプルパンチ。
- 食費 → 自炊が18,369円で、外食が3,934円。
- その他 → 厄除けに2,500円。労働現場用の服に10,978円…
- 娯楽 → switchのゲームを1本、アプリ課金、映画。
- 交際費 → 行きつけの飲み屋に2回行った。
- 交通費 → 殆どが通勤の移動費。交通費は給料と一緒に全額支給されるので、1か月後に相殺される。
- 貯金 → ポケモンの缶ケース。
現金収入は、失業給付+給料
失業給付は、ちゃっかり満額貰っていたりする。ハローワークに書類持って通う日々も終わってしまって、ちょっと寂しい。給料は、研修だけ受けて退職してしまった職場から。
あと、ポイ活を始めたので、それ関係の収入がちょろっと。ヤフオクでもちょろっと収入があった。夢ナビポイントは、前の賃貸で契約していたピタッとハウスから付与されていたもの。気が付いたら失効まで1か月を切っていた。危ない危ない。ただ使い道が殆ど無いせいで、夢ナビポイントが使える数少ないショッピングセンターで買い物するために、今月中にわざわざ浦安まで行くことになった(笑)。
労働を始めるための出費が痛かった…
っていうかですねえ!
カネが無いから労働するってのに、労働するためにカネが要るなんて、おかしくないですかねえ!?
職場がオフィスカジュアル指定だったから、服を上下セットで2種類揃えるのに1万円もかかってしまったよ… 幸い、靴とカバンはオフィスじゃないカジュアルでもOKだったが、その2つまで揃えていたら2万円は超えていただろう。
おまけに、1月は半月しか働いていないので、まともな給料が振り込まれるのは3月末になる。フルタイムで働いても、今月の給料は微々たるもの… か、哀しすぎる…
ポケモンの缶ケース
私の貯金方法は現金預金、積立投資、モノ投資の3種類がある。モノ投資はいわゆる転売のことで、これから価値が出そうなものを買って寝かせている。私の場合、モノ投資の対象は主にポケモン。もともとポケモンが大好きでカードやグッズを集めていたので、趣味も兼ねて投資している。
で、今回買った缶ケースは「松風屋」という老舗の菓子店がバレンタインチョコとして売り出している商品で、缶ケースがとても可愛いかったので買ってしまった。単純にチョコも食べたかった。
今月の目標
2月の給料が入るまでは大人しくしている予定。
無事に労働者生活が始まったので、大きい出費もしばらく必要ないはず。
あと2か月間もフルタイム労働ばかりで、面白いことができない日々が続くのは辛いけど。ゲーム1本くらいは買っちゃおうかな…