セミリタイアするまで非正規

正社員になれないことが分かった三十代。労働者のままでは死にかねないので、非正規のままセミリタイアを目指している、色んな意味で駄目なヤツ。

連休明けって切ない

朝と夜で状況が劇的に変わった日の、過去に戻りたい自分の気持ちと、容赦なく明日に進むときに流れのギャップに気がついたときの、あの不思議な気持ちは何なんだろう。

 

正月休みの最終日に、帰宅した。家族が揃う実家から、一人で暮らす家へと。

だから、朝は住み慣れた実家で家族と喋りながらだらーっとして、仕事やだなーとか考えながら家事の手伝いをしていたわけだ。

それから12時間後。たった半日しかたっていないのに、夜になる頃には住み慣れてはいるけど全く別の場所で一人。朝とは真逆の状況。ああ、朝のあの時間に戻りたい。何なら正月休みに入った28日からでもいい。というか、仕事に行きたくない。でも世の中は着実に1月6日の月曜日に向かって進んでいく。人々の内面と、外部の状況が徹底的に解離するこの瞬間。しんどいけど、寂しいけど、自分は確かに充実した年末年始を過ごせたという証拠でもある。子供の頃は感じなかった、不思議な感覚だ。

 

思うに、連休明けほど人生の儚さを感じる時期はない。人間は自分が望んでいないことでも、時間や社会の前には従うしかない。ああ、無常。

 

けれど、時間には絶対に逆らえないけど、社会には反抗のチャンスがある。

1週間で足りないなら、1ヶ月にすればいい。年明け最初の1週間を1日48時間にすることは不可能だけれど、仕事始めを1ヶ月遅らせることは可能だ。会社が許さないからできないだけで、その会社は同じ人間が作ったものなんだから。

満足して、もういいや、一人に戻っても、と思えるまで家族と過ごしたって良いじゃない。私の場合は、1ヶ月もあれば十分だと思うが、1週間じゃちと足りない。あの不思議な感覚は無くなってしまうかもしれないけど、それよりも、大事な人と一緒にいたい。

 

ま、ぶっちゃけ旅行でも同じ気持ちになれるしね。

今回の記事に共感しちゃった人は、考えが年よりじみている証拠なので、脳トレでもやって若返ってください。