年齢信仰は永遠に無くならないと思う、でも信者は減っている
女性の声優の殆どは年を取ると需要がなくなるらしい。実態はアイドルと変わらないようだ。
特に女の場合は顕著になるが、年齢信仰は根強い。それが色んな人の足枷になっているだろうに。ネットという匿名の空間がその神話を頑張って崩しているが、まだまだだ。神話体系という分厚い本のどうでもいいページを少し食いちぎったくらいだろう。
まあ、逆にその神話で助けられることもある。世間話レベルで結婚の話が出たら、「でももう30だし、もっと若くて可愛い子はいっぱいいるし...」と答えて神妙な顔をすればいい。間違っても「結婚には興味ないんで」と言ってはいけない。女の結婚は30才までという神話が続く限り、それ以上とやかく言われることはないだろう。まあ、30を超えて幸せな結婚をつかんだ女性は今どきたくさんいるけど、苦労して幸せになった人は、幸せの押し売りをしないもんだ。
年齢信仰は楽だ。何歳までにこれをする、何歳を超えたらもうやらない。自分の行動を、昔の人や周りの人が決めてくれる。同じことをすればいいだけなのだから。でも、年齢信仰は辛い。自分の行動を自分で制限することなのだから。大人になってから対象年齢小学生の趣味にハマってしまったら? 自分とは違う年齢層のプレイヤーが多いスポーツをやってみたくなってしまったら? 30歳なのに独身生活を続けたくなったら? 65才よりも前に、仕事をリタイアしたくなってしまったら? そんなイレギュラーは、いくらでも起こりうるし、起こっている。楽を取るか、欲を取るか。私は我慢するのが嫌いなので欲を取りがちだ。年齢を気にして自分の行動を管理するのってツマランし面倒だし、人生楽にならないし。
…あれ?