5月末で解雇されます
タイトルの通り。
先週のとある日、仕事が始まって1時間くらいが経過していたタイミングで、それは突然起こった。
数名ずつ会議室に呼び出され、「会社経営がヤバい。社員の給料カット、事業縮小、色々と手をつくしたがダメだった」という社長直々の説明と、「年に5000万円かかっている人件費削減のため、全てのアルバイト・パートおよび一部社員を5月末日を以て解雇します」という宣言。
どっひゃー！ というわけで、その日は皆仕事どころじゃなくて、社内が大いに盛り上がった。ただでさえコロナで不穏な空気が漂っているというのに、追い打ちをかけるような解雇通知だったわけで。
私の部署は少数精鋭だったので、解雇対象となる非正規は私を含めて3人。ただ、1人はこれから小学校に入る子持ちのお母さんで、もう1人は声優の学校に通っているので学費が必要なうえ、例のコロナによって声優の仕事も軒並み吹っ飛んだばかりの若者。2人とも可哀想なくらいに混乱してしまっていた。
そんなこと言ってるお前はどうなんだというと、もちろんショックだった。が、実は解雇通知のまさに前日から密かに就職活動を始めていたので、恐らく社内の誰よりもダメージは少ない。（首切りにならなかった社員たちにも後日、給料カットの宣告が届いた）むしろ、会社都合による解雇になるので失業保険が給付され、お金をもらいながら就職活動が出来るので絶好のタイミングとなった。一人冷静な私を見て「落ち着いてる、すごい」と他の2人から何度も言われたが、なんてことはない。守るべき家族もいなければ、資金を使って何らかの責任を負っているわけでもなく、ただ単に運が味方してくれただけで、辞める気がなければもっと焦っていただろう。すごくもなんともない。ただ、意気消沈している彼らの前で「実は前の日から辞めようと思ってたんだよねーｗ」とは言えなかったので、2人は真相を知らない。出勤最終日に話すつもりだ。
『週休4日になりたいアルバイト』とタイトルにしているくらいなので、「解雇」「失業手当給付」という一大イベントについては、もちろん最初から記事にするつもりだった。それがどうして一週間も経ってしまったかと言うと、今後どうするかを決めてから文章にしたかったから。
まず、失業手当がもらえるあいだ、就職活動はしない。コロナで求人が期待できないというのもあるけれど、失業保険にある「職業訓練（ハロートレーニング）」を利用しようと思うからだ。これは、格安（教科書代のみ）で就職に役立つ資格の勉強が出来る制度で、受講中でも失業手当が出るので働く必要がない。どうせなら高時給が期待できるバイトに有利な資格を狙うつもりだけれど、人数制限とか開講タイミングがあるみたいなので、それは職安で相談してからになるだろう。
就職活動をしないもう一つの理由は、実に単純明快で「労働に疲れた」から。ここ一月ほど体調がハッキリと悪化してしまい、ネガティブな思考の連続（誰かが雑談しただけで強い怒りを覚えたり、過去の嫌な記憶を延々と回想していたり）と集中力の極端な欠如から始まり、通勤時の頭痛吐き気めまい、勤務中の息苦しさや胸の圧迫感、文字が読めない書けない文章が理解できない、そして退勤近くになると回復する。休日も健康そのもの、といった散々なアリサマだった。仕事が嫌ということもあるが、職場そのものにも色々と問題があってダブルパンチになっていたので、それならいっそ… というわけで次のバイト先を探し始めた矢先に解雇が決まった、というわけ。というわけで、何のセーフティネットもない状態ならともかく、失業手当がもらえる間は労働から離れて少しでもパフォーマンスを取り戻したい。
もう一つ無職期間中にやりたいことがある。もうフルタイムでは働きたくない（働けない）ので、在宅で給料の穴埋めをする手段の確保だ。このブログで集金することはしないが、例えば余所で文章を売ってお小遣いが稼げれば給料が減っても飲みに行けるので（呑兵衛でスミマセン）、素人作家でも発表できる場所を探している。それに加えて在宅ワークのサイトに幾つか登録した。何の実績もないので労力に見合わない案件しか受けられないが、それはコツコツとこなして経験にするしかない。失業保険を貰いながらチャレンジできるだけ、私は恵まれているのだ。それも、コロナによる大不況のさなかで。
というわけで新カテゴリーも作ったので、しばらくは失業ネタを投下できると思う。元から働く気のないお仲間はともかく、真面目に働いてきたのにコロナアタックされちゃった正規社会人の方々が、励みになるような内容にしていきたい、どうせなら。ちなみにカテゴリ名は「独身元非正規、失業決定」だけれど、ジョブチェンジしたところで「独身非正規」なので、そこらへんには期待しないでくださいね。
