セミリタイアするまで非正規

正社員になれないことが分かった三十代。労働者のままでは死にかねないので、非正規のままセミリタイアを目指している、色んな意味で駄目なヤツ。

スーパーに行くと、何を買って良いか分からなくて30分ぐらいウロウロしちゃう話

普段は食べるメニューを決めているんだけれど、週に1日だけ、お店で好きなものを買って食べている。

お気に入りの個人店で買うこともあるけど、もちろんスーパーに行くことも多い。

当然、メニューが決まっていないので、そのときの気分で食べたい物を買うことになる。これが大変なんである。

例えば、明らかにお買い得な特売品や見切り品があれば、それを選べる。でも、お買い得な商品が特になく、純粋に定価で食べたい物を探すとき、スーパーには非常に多くの選択肢がある。惣菜、冷凍食品、パン、納豆、パスタ、お菓子、etc... 私には好き嫌いが無いという長所があるのだけれど、このときばかりは裏目に出る(笑)。

スーパーの惣菜も、大手メーカーの既製品も、旨い。だから、そのときのノリと予算でパッと決めてしまえば良いのに、それができない。というのも、「本当にこの値段に見合う幸福感を得られるか」を考えてしまうから。

今やスーパーで売られている殆どの商品には、化学調味料で味付けされている。化学調味料を使ったジャンキーな食べ物も好きだけど、だったら100円くらいの安いお菓子で十分。300円も400円も払って、100円のお菓子と同じような惣菜やご飯ものを買うくらいなら、美味しい飲食店で食べた方が出費はかかるが満足度も高い。

かといって、無添加の既製品を買おうとすると値段が上がるので、普通に食材を買って自分で調理して味付けして食べた方が安上がり、となる。いやでも、今日くらいは自分じゃ作れないものを食べたいんだよな… という思考のループに陥って、30分くらいもスーパーをウロウロしてしまうんである。「今日は「大きな大きな焼きおにぎり」の気分!」とか、「何でもいいからパスタが食べたい!」みたいに食べたい物が決まっていると楽なんだけど、あまりない。

そんなわけで、食事を買いに行くという行為に時間を使いすぎてしまっているのではと最近感じているので、食べたい物が決まっていない日は、特売品と食材コーナー(野菜、肉、魚)だけを見るか、いっそスーパーには近寄らず個人店で買うか、どちらかにするべきかなと考えている。散々迷った挙句、何も買わずに店を出ることも多いし。

 

選択肢が多すぎると、逆に選択できなくなる。有名な実験として、スーパーで24種類のジャムを販売した時の購入率は3%で、6種類だと30%だった、というものがある。記事にもした『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』という本で知った。

wataridori-project.hateblo.jp

何でも選べるようになればなるほど、何も選べなくなる、という現象は面白い。令和が平成よりも幸せで、平成が昭和よりも幸せだった、とは言い切れない理由を解決するヒントになりそうだ。

私自身も、モノが多すぎることに疲れて断捨離して「生活感が無い」と言われるような部屋に住んでるわけだし。

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