人工冬眠の可能性
人工冬眠。
SFではお決まりの未来技術だけれど、その実現に近づいたとのこと。
フィクションの世界だと、人工冬眠は人類最後の生き残りをコールドスリープさせて未来に託す… みたいな大袈裟な使われ方が多いけれど、これがノンフィクションで可能になればいろいろと便利になりそう。
筑波大学の報告にもあるけど、私が真っ先に思い浮かんだのは病気や怪我への応用。交通事故みたいな突発的な大怪我はもちろん、例えば酷いアトピー患者を無菌状態で人工冬眠させて、炎症の侵攻や痒みで掻き毟ることによる悪化を防いだり。加齢が原因の病気や怪我(認知症とか、骨粗しょう症による脊髄骨折とか)にはあまり意味が無さそうだから、高齢化社会を後押しする心配も少ないと思われる。
一般人でも気軽に使えるようになれば、夏や冬は人工冬眠すればエアコンは要らないし、環境にも良いのかな?
漫画の世界みたいに宇宙開発への応用も考えられているみたい。地球より住みやすい星が見つかるといいね。その頃には私は生きてないだろうけど、人工冬眠が実現すればワンちゃんあるかも?
まあ、そんなかんじで一般人にはまだまだ妄想の域なので実感が湧かない。
でも科学技術というのは、実現の可能性が見えてきたあたりが最も希望が持てるのかもしれない。エアコンもスマホも100年前の人間が知ったらワクテカが止まらないだろうけど、現代では逆にそれらを手放した方がQOLが上がるだろう、と考える人まで出てくるぐらいだから。