セミリタイアするまで非正規

正社員になれないことが分かった三十代。労働者のままでは死にかねないので、非正規のままセミリタイアを目指している、色んな意味で駄目なヤツ。

尾瀬ヶ原に行ってきた

連休を使って、群馬県の尾瀬ヶ原へ行ってきた。

 

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初日は到着時から曇っていて時間も遅かったので近くに行っただけだが、同時に雷&豪雨。雨天時に麓から見上げる尾瀬は、霧が漂っていて幻想的。

この辺り、7月は天気の移り変わりが激しいが、地元民によると今年は雨が非常に強いらしい。例年になく暑いのが原因だろうか。

 

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その後は、たんばらラベンダーパークへ行った。(こっちは雨が降っていなかった)ラベンダーで満開!ってほどでは無かったけど、紫色の美人さんがいっぱい咲いてて、パーク全体があの「リラックスできる香りと言えば!」なフレーバーで満ち満ちていた。ドッグランがあるからか、犬を連れてきている人も多かったなあ、特にトイプードル。

 

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2日目は晴れたので、晴れて尾瀬ヶ原に入場。これは途中にあった山清水。そういえば、尾瀬とその周囲はどこも水道水が非常に冷たくて気持ちいい。飲んでも問題ないかも。

 

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山道は木道の整備や、植物の保護などに資金がかかるとのことで、トイレには1回使うごとに100円の寄付。実際、ゴミも少なく、木道も壊れてたり腐ってる場所はあるものの、所々に滑り止めもあって歩きやすい。

 

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これが尾瀬ヶ原の絶景。

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遮るものが無いというのは、素晴らしい。

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湿地帯なので、沼が多い。

 

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トンボがいっぱい飛んでた。お互いにもっと近づいてくれれば、綺麗に撮れたんだけどな。

 

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てふてふも、たくさん舞ってた。

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お腹が空いてたらしい。

 

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3日目はアヤメ平を通って富士見峠まで行ってきた。この日は雨だった。

 

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中間地点の横田代。

 

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こっちのルートは人が殆どいないので、尾瀬ヶ原以上に360度パノラマだったんだけど、霧のせいで何も見えん(笑)。

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木道の痛みも激しい。

 

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お先真っ白。

 

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ここが富士見峠。もともと、尾瀬はアヤメ平がメインの観光地で、たくさんの観光客で賑わっていたのは、この富士見峠だったらしい。ただ、当時は湿地に自由に立ち入れた(!)らしく、そのせいで生態環境が壊れてしまったため、観光ルートから外れてしまったんだとか。現在のアヤメ平は、そのときのダメージから立ち直った姿なのである。

霧にけぶるアヤメ平もオツだったけど、晴れている時にもう一度来たい。実は、尾瀬ヶ原よりもアヤメ平の方が500mほど標高も高いので、尾瀬ヶ原同様(かそれ以上)の絶景を拝めてもおかしくなかったのだ。おまけに、人も少ない。最高じゃないですか… と言いたいところだけれど、人が少なすぎると、それはそれで怪我人やクマが出ると怖いので、いつかアヤメ平にも観光客が戻ってきて欲しい。

 

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富士見峠から麓の駐車場までは、ひたすら砂利道を下山していった。距離にして7km、時間にして徒歩2時間ほど。道中はひたすら同じ景色なので、下りはともかく、登りは相当辛いと思う。

 

あとは、「雪ほたか」という川場村特産のコシヒカリで作ったおにぎりを食べたり、片品村のph9のアルカリ泉でお肌スベスベになったり、ぐんまちゃんを探したりして、過ごしていた。

 

自然はいい。今回は山の湿原ということで、きれいな空気と水音の中で登山をしながら、開放的な景色を楽しむという、贅沢な恩恵に預かることが出来た。

遮るものがない、というのは素晴らしい。いや、私も自宅という壁の中でグウタラするのは大好きだけど、満員電車と言う箱や、労働と言うコンクリート刑務所の中のパソコンデスク&チェアという身動きもままならない牢獄の中で毎日何時間も過ごし続けていると、壁の無い空間にいる時間が夢のように感じられる。

いや、逆か。自分から進んで壁の中に入り込んでいる日常の方が、夢か。悪夢か。まあ、今は来年の目標の為にカネが必要だから、仕方がない。夢を正夢にするために必要と言うなら、多少の悪夢は我慢してやろう。

 

尾瀬では、靴が泥だらけになった。

東京に帰って来ても、靴には泥が残っていた。

すぐにふき取るつもりだったんだけど、結局そのままになっている。

 

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