こんなことされると、日本の経済はそこまで終わっているのかと邪推しちゃうから止めて欲しい
国土交通省が、「建設工事受注動態統計」について建設業界から提出された調査票の改ざんや二重計上を行っていたらしい。記事によると、建設業界の経済状況はGDPの算出に大きく関わる大切なデータである、と。
岸田首相は今年と去年のGDPへの影響はないと言ってるし、国交省によれば「処理は適切ではなかったが、違法には当たらない（※記事より抜粋）」らしいです。よかったね。まあ、具体的に何がどうなっていたかは、これから明らかにされるか闇に葬られるかするのでしょう。
とにかく、これが本当なら日本のGDPが実態通りでは無かったことになる。今までも20年間横ばいで、蛇の抜け殻みたいな経済模様だったってのに、それでも盛られてたってんなら実際にはどうなってんだろうか。年末だってのに、将来に希望が持てないニュースで嫌んなるね！
面白いのが、このニュースが今日報道された、ということ。私もさっき国交省のHPで知ったんだけど、国交省は「国土交通月例経済」という国内の国土交通経済に関する統計を2か月ごとにまとめており、その発表日が今日（＝12月15日）なんだよね。敢えて日程を合わせてやったんだろうか？
せっかくまとめた「国土交通月例経済」の統計データも、少なくとも今月分までは信用できないことになる。
それにしても、命令されて偽データを作らされていた公務員の方々は気の毒である。
意味のないデータを作るために一日中デスクに座ってパソコンでカタカタ作業する日々… 虚しい… いや、GDPの見栄えを良くするための作業だから、意味はあるのか。
国民としては、そんなことよりGDPの値を良くして欲しいんだけどなあ。まあ、国のための作業であって、国民のための作業では無いからね。仕方ないのかな。
