セミリタイアするまで非正規

正社員になれないことが分かった三十代。労働者のままでは死にかねないので、非正規のままセミリタイアを目指している、色んな意味で駄目なヤツ。

『カーボンニュートラル超入門』読んだ

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図書館で借りた『カーボンニュートラル超入門』を読んだ。最近「脱炭素」と言う言葉をよく聞くので勉強してみた。

「カーボンニュートラル」とは、温室効果ガスの排出量と吸収(除去・再利用も含む)量が等しいこと。排出を無くすのではなく、出した分を無かったことにして実質ゼロにする、という考え。(排出ゼロは「ゼロエミッション」と言うらしい)

 

2015年のパリ協定で「世界の平均気温上昇を、産業革命以前から2℃以内に抑える。できれば1.5℃くらい」が決定してから、世界中で「脱炭素」ムーブがブームに。

GAFAMを筆頭に、日本国内でもトヨタ、パナソニック、ENEOS、ユーグレナのミドリムシ等がグリーンな社会に向けて様々な企業努力、商品開発を行っている。

資本的価値に加えて環境・社会・政治面も考慮した「ESG投資」がブームらしいが、環境ビジネスを応援するという考えには賛成なので、投資先の指標にするのもアリだ。

もっとも、本気で地球の環境を憂えてというよりは、ビジネスで有利になるから脱炭素やります!って企業が多いようだけど。

 

再生可能エネルギーも研究によるコストダウンが進んでいるらしく、現在主流の温室効果ガスを伴う発電以下の電気代実現も、夢じゃないらしい。

「ペロブスカイト」という、塗るだけで太陽光を電気に変換できる電池というものも開発されている。フィルムのように柔軟で小型。将来は貧乏人でも太陽電池を持ち歩いて自家発電ができるかもしれない。夢がある。

 

とまあ、脱炭素がビジネスチャンスになるのは分かったけど、そもそも温暖化を解決したいならビジネスを縮小(停止)するのが一番早い、ってのは禁句なんだろね。「共通だが差異ある責任」の主張も分かるし、先進国を気取る国が見本を示すのが道理だとは思うけどねえ。

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