セミリタイアするまで非正規

正社員になれないことが分かった三十代。労働者のままでは死にかねないので、非正規のままセミリタイアを目指している、色んな意味で駄目なヤツ。

『恋は雨上がりのように』読んだ、少しネタバレ

昨日、『恋は雨上がりのように』という漫画をイッキ立ち読みしてきた。アニメは見たんだけれど、ストーリーよりもOPED曲の方が印象に残っている。

漫画の感想だけれど、あきらちゃんが可愛い! 普段は無表情なのに(これも走る楽しみを失った故と考えると哀しい…)、大好きな店長に声をかけられたり、電話をしてもらったり、目があっただけでも目がパッと輝いて頬をボッと赤らめてクールビューティーから年頃の乙女に変貌するサマが見ていてニヤニヤできます。あと、長髪なのでポニーテールに三つ編みにストレートにと色んな髪型が出てくるし、服装も色々。バイト先のファミレスのエプロンユニフォームに、ネクタイ付きの制服に、ワンピースにサロペット。いけすかないバイトの同僚に誘われたときは近所のコンビニにでも行くようなTシャツ&ジーンズで来て、それから数日後の店長とのデートには(確か)肩出しワンピースで髪型もハーフアップで気合入ってて、あからさまに変えてるのも面白い。可愛い。

店長も良い人なんだけれど、離婚していて子供の傍にいてやれず(近所なのでよく遊びには来るけど、それだと他人の子供と変わらないもんなあ)、未来に希望もなく誇れる過去もなく投げやりな部分もあって、あきらちゃんの好意も最初は拒絶。これ、あきらちゃんとか若い子が見ると「年なんて関係ないの! 分かってないなあ、キーッ!」となるんだろうけど、私はもう年寄りなので店長の反応はごもっともだなと思ってしまう(笑)。まあ、その後はデートやらメール交換やらに発展していって結局は両想いになるんだけれど、そこは少女マンガですから。ただ、両想いを自覚した店長は「このままではいけない」と早々と恋を諦め、代わりに一度は諦めた小説へ再び打ち込む。恋心を昇華させてしまうんだよね、ここが普通の少女マンガとは違う点で、店長に強く共感できたし励まされた場面だな。だけど趣味を得て活き活きとする店長を見て寂しいあきらちゃんの気持ちも痛いほど分かる… 今までずっと一緒にいた好きな人が、自分とは全く関係のないものから生きがいをもらってるんだって知っちゃうと、辛いよね。

最終的にはきれいにまとまって終わるし、最後のシーンでタイトルも回収するし、全10巻と長さもちょうど良いし、あきらちゃんは可愛いし、かなり気に入ったのでいつか買うかもしれない。アニメのときはここまで惹かれなかったんだけどなあ、不思議なもんだ。

 

 

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