モンブランが温暖化と登山者の増加で大変なことになりかけているらしい。フランス大統領が入山規制をかけるという。温暖化は氷河の縮小、登山者の増加はゴミによる汚染を引き起こしているんだそう。
規制のトリガーが温暖化と人の増加のどっちかは分からない、両方なのかな？ 温暖化については地球の気分の可能性もあるから何とも言えない。だけど登山者の増加は人間側の問題だから、無事に解決してほしい。モンブランに行く予定はないけど、世界最高峰の自然が人間のゴミで汚れていく、なんて聞かされると良い気分にはならないし。
さすがにフランスは遠すぎて実感が湧かないので、数年前から似たような問題を抱える我らが富士山の現状を、ちょっと調べてみた。…のだけど、入山料の記事ばっかり出てくる。それもそのはず、富士山は入山規制を実施していない。そのせいで渋滞がひどくて前に進めない。だけならまだしも、高山病にかかっても下山できない、下からヤジが飛んでくる、トイレに行けない、ルートを外れたロシア人が落石で亡くなる… 画像検索すると、その凄まじさの一端が画面いっぱいに伝わってくる。富士山に登ったと聞くと「すごーい、いいなー！」と思ったものだけど、今では「ご、ご苦労様です…」というお悔やみの言葉が脳裏に浮かんでしまうほどだ。
入山料の正式名称は「富士山保全協力金」で、山梨県と静岡県が富士山のために使う資金源となっているらしい。2019年は過去最高の徴収額になったそうだ。まさか、規制に踏み切れないの、これが原因じゃないだろうな… 私には山や登山の知識が殆どないので、県（国）が登山者の多さに対して何も対策しない理由がサッパリ分からない。ゴミで汚れることと渋滞は、明らかに登山者の多さが原因だ。富士山の環境を犠牲にしてでも登山者を入れなきゃいけない理由が、何かあるのかな？
ちょっと興味が湧いてきたので、富士山を始めとする人気マウンテンが話題になることがあれば、また何か書くかもしれない。
