やっぱり、ニュースを読むのって大事だ。オリンピックのメダルのレプリカを勝手に売ると逮捕される。かもしれない。
…著作権や商標権があるから「いや、当たり前やろ！」となるのが普通だと思うけど、少なくとも私は記事を読んだ瞬間には、何で逮捕されたのか理解できなかった。「え、別によくね？」と思ってしまった。（全然よくありません）それくらい、オリンピックは一般名詞化している。最近の他の例だと、任天堂にケンカを売って業務停止処分を喰らった「マリカー」が分かりやすいだろうか。固有名詞が一般名詞化するほどに強大な力をもつと、逆に一般人はその偉大さが認識しづらくなる… のかもしれない。
とりあえず、ヤフオクで「オリンピック レプリカ」と検索するといろいろ出てきて面白い。過去3か月で249件の落札数。ヤフーニュースのコメントには「レプリカなんて何が良いの？」という意見があったけど、本物が自分には縁遠いものほど、本物を想起させるレプリカには価値があると思う。絶対に手に入ることはないという無慈悲な喪失感を埋める唯一の方法であって、偽物を本物として所有するという趣味の一環にして究極の自己満足。と、言葉にしても分からない人には理解しがたいと思う。ペットを飼えないから代わりにぬいぐるみを、と言えば伝わるだろうか。
ちなみに、スポーツの世界でレプリカはちゃんと需要があります。有名選手のユニフォームとかね。
