セミリタイアするまで非正規

正社員になれないことが分かった三十代。労働者のままでは死にかねないので、非正規のままセミリタイアを目指している、色んな意味で駄目なヤツ。

どこでもドアが先か、人間のアップデートが先か

友人が、中国まで弾丸旅行をしてきたらしい。さすがに同日中ではなく、朝に日本を発ち、翌日の朝に帰国し、そのまま出勤したらしい。実際に同じことをやるかどうかは置いておいて、その気になれば中国まであっという間に行けることに驚かされる。台湾や韓国なら日帰りで行けることは知っていたが。

いつか、どこでもドアが実現するのだろうか。私はドラえもんの道具のうち、特にどこでもドアには夢を持っている。行きたい場所にいつでも行ける、というだけでも地球震撼レベルの夢があるが、それと同じくらいに、交通網が不要になることも大きなメリットだと思う。乗り物がなくなれば、資源の消費や公害が激減し、道路や空港や駅が無くなれば跡地に緑を植えて自然を回復することも(どこでもドア開発レベルの技術力があれば)できそう。渋滞や満員電車といった、精神的に疲労する機会も減る。ユートピア的な図が描ける。

デメリットもある。上記全てに関係する事業が軒並み消滅して、大量の失業者が出ることだ。輸出入が減るから経済にも大打撃だろう。また、その失業者たちの技術を活かそうと、軍事産業が活発化する可能性もある。せっかく、どこでもドアでユートピアを作ろうというときに、どこもかしこも戦争をおっ始めるなんてシャレにならない。大航海時代じゃあるまいし。

まあ、そんなこんなで、どこでもドアが実現するには、まず人間の思考回路をどこでもドアレベルにアップデートする必要がありそうなので、あくまで夢見る程度に留めておきます。

ちなみに、件の友人の用件は親族の危篤とのこと。つまり、急に中国までいく足が必要だったわけだ。にもかかわらず、海を越えて隣国まで運んでくれる航空会社と、それを可能にするインターネットって、ほんとスゴイ。