セミリタイアするまで非正規

正社員になれないことが分かった三十代。労働者のままでは死にかねないので、非正規のままセミリタイアを目指している、色んな意味で駄目なヤツ。

あの、Go To イート、使いづらいんですけど

鳴り物入りで始まったGo To イートだが、何だか使いづらい。

どう使いづらいかって言うと、「GO TO イート」と大文字で打ってしまったり、「Go To i... あ、半角キー押すの忘れた」となったり、「Eat」と「イート」のどっちが正しいのかよく分らなかったり、とにかく文章にするのが面倒臭い。

それだけならまだしも、肝心の食費節約も難しい。

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無事に就職が決まったら寿司を食べようと企んでいたところ(気が早いw)、寿司食べ放題で有名な「きづなすし」さんがゴートゥーイートに参加していると聞きつけたので調べてみた。

結論から言うと食べログから予約すると夜で1000円、昼で500円分のポイント還元が受けられるのだけれど、ちょっと不満がありまして。

 

 

還元されたポイントを使える店が限られている

食べログの場合、ゴートゥーイートで還元されるポイントは、食べログ経由で店を予約して飲食した場合にしか使えない。キャンペーンが飲食店を応援するものなので、これは良い。ただ、そのポイントを使える店が少ない。どのくらい少ないかというと。

 

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食べログで「秋葉原駅から800m」を条件にすると、2070件ヒット。

 

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「秋葉原駅から800m」+「Go To Eatキャンペーン対象店」にすると、一気に303件に減る。

 

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「秋葉原駅から800m」+「還元されたポイントが使える店」だと、254件。

つまり秋葉原の場合、ゴートゥーイートに参加している、あるいは恩恵を受けられる飲食店は、約1/8しかないということだ。

 

 

対象となる店舗のジャンルが偏っている

どうもキャンペーンの対象になっている店に偏りがあり、使える(使いたい)人と使えない(使いたくならない)人の差が出てきてしまう状態になっている。

私が秋葉原で贔屓にしている店は小さい規模のものが多いのだけれど、キャンペーンの対象になっているのは、チェーン展開していたり人気や知名度が高いなど、コロナ下でも生き残れそうな店が多い。そういう店を良く使う人にとっては、今回のキャンペーンはとても便利なんだろう。

だが、いくら値引いてくれるとはいえ外食すれば自炊よりも食費はかかるのだから、店は選びたい。それなのに、選択肢がチェーン店やら流行の何某やら1万円近いコース料理ばかりだと、「近所の惣菜テイクアウトでいいや」となる人が出てくる。というか、そういう人は多いと思う。

つまり私の場合、「きづなすし」でゴートゥーイートしてポイントを貰ったところで、そのポイントの使い道が無いのである。キャンペーン中にきづなすしに通い詰める手もあるけど、それだと食費節約にならないし… キャンペーンはしばらく続くようなので、新しいお気に入り飲食店の開拓用、と割り切って使うしかなさそう。本当はお気に入りの店に使いたいんだけどなぁ…

 

予約サイトによって、対象店舗や(店側の)手数料がバラバラ

ゴートゥーイートはネットから予約して参加するんだけれど、予約に使ったサイトによって対象店舗がバラバラで、それも使いづらさに拍車をかけている。例えば「きづなすし」さんは食べログからの予約でキャンペーンに参加できるが、Rettyからの予約では参加できない。逆に、私が好きな「日乃屋カレー(秋葉原店)」さんは食べログでは参加できず、Rettyからの予約が必要となる。

retty.me

(ついでに宣伝しとこ)

 

そのうえ、店側がキャンペーン利用に際して負担する手数料にも、サイトによって違いがあるらしい。

note.com

これについては、noteで分かりやすくまとめている方がいたので、紹介する。

このnoteによると、ゴートゥーイートを利用して飲食店に客が訪れた場合、飲食店側は予約サイト(食べログなど)に送客費用という手数料を払わねばならない、とのこと。手数料以外にも、ゴートゥーキャンペーンについて飲食店側の視点で色々と書かれているので、興味があればぜひ読んでもらいたい。ゴートゥーイートに個人経営のような小さい飲食店が少ない理由も、何となく分かると思う

ちなみに、Rettyはゴートゥーイートによる送客費用は0円とのこと。

news.yahoo.co.jp

 

 

本当に潰れて欲しく無いお店は、地道に通うしかない

私自身も、失業して収入が無くなって失業給付で何とか食いつないでいる状態だけれど、それは飲食店だって同じこと。私が国から失業給付というカネを貰って生き延びているように、飲食店も客からカネを貰わなければ生き延びることはできない。

「きづなすし」さんみたいにイケイケのところなら、ポイントも付くしたまには贅沢するか!と気軽にゴートゥーイート出来るけど、対象店舗の偏りや手数料やその他諸々の問題で、ゴートゥーイートでは救えない飲食店もたくさんある。そういう意味で、私にとって Go To イートは使いづらい。結局、本当にお店に潰れて欲しくないと思っているなら、キャンペーンなんかに頼らず、普段の行動で示すしかないのだ。

 

ゴートゥイートについては、ネットでも色んな意見を見かけるし、私と同じような考えの人もたくさんいると思う。その中で、個人的に一番心にグサッと刺さった記事がこちら。

delete-all.hatenablog.com

まったく、仰る通りでございます。

他者に対しておカネで援助しづらいというのは、セミリタイアの欠点でもある。そこの折り合いを、どう付けていくか。

うーん… きづなすしにもキチンと通った方が良いんだろうか(笑)。

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