船橋市のアイス万博
千葉県の船橋市という総武線の出入り口で、アイス万博が開催されている。
この記事が上がるのは12月並の気温（と予想されている日）だけど、私が行ってきた日は、かろうじて暑さが残っていた。もう、今年のアイスも食べ納めだね。
全部で3種類食べてきた。
まずは、「ココナッツグレン」というお店のオリジナルジェラート。
ミシュランでシェフを務めていた凄腕が、ハワイのマウイ島に移住して始めたお店。私が食べたオリジナルジェラートはココナッツのジェラート。ココナッツの殻を容器代わりにしているから、環境団体の方々もニッコリ。
無添加なのでココナッツの風味がばっちり効いていて、ジェラートの中にはココナッツキャンディーがゴロゴロと入っている。とろける舌触りとボリボリした歯ごたえを同時に楽しめる、私好みの一品。この日食べたアイスの中では、一番のお気に入り。
次は、「ニューヨーク堂」の長崎カステラ生ソフト。
長崎県の老舗洋菓子店がプロデュース。ソフトクリームは、昭和の喫茶店に出てくるような、ちょっとお上品で美味いやつ。だが真の主役は、あまーい蜂蜜を混ぜ込んだしっとり生地にザラメをまぶしたカステラ…の切れ端たち。いかにも「脇役です」って佇まいをしているが、騙されてはいけない。この構図だとソフトクリーム⇒カステラの順番で食べる人が殆どだと思うが、文学的表現をするならカステラは「遅れてやって来た主人公」。さすが本場と言ったところか。脇役じゃないカステラも食べてみたかったなあ。
最後は「UMIERE」の北海道オーガニックミルクソフト。セブンイレブンの新商品ではない。前の二つがココナッツやカステラなどの異国アイテムを使うなか、こちらは北海道の牛乳で日本魂を見せつけつつ、最近の流行（インスタ）に乗ることも忘れない。
どんな一品かというと、まず混じり気のない濃厚な牛乳ソフトクリームを想像してもらい、それをもう一段回濃厚にして、ついでに1.5倍くらい大きくさせたら、大体そんな感じ。見た目に似合わず、ガッツリ堪能したい人向け。本当はもう一つ食べたいアイスがあったんだけれど、これのお陰でお腹いっぱいになってしまった。
ということで、興味がある方はぜひ、アイス万博に行ってみてください。
また、船橋駅の南口には廃墟と化した元西武デパート跡地がありますので、観光の際はぜひ、お立ち寄りを。ちなみに、アイス万博を開催しているのは東武デパートでございます。
