外食チェーンが苦戦してるのは、色んな意味でチェーンに落とすカネが無いからだと思う
外食チェーンが真っ赤っ赤で大変だー、という記事。
理由としては、コロナに感染する恐れから外食の機会が減り、リモートワークの普及でついでに食事も家で作っちゃおうという人が増え、の2点が主に挙げられている。あとは、人員配置の効率化とか、老いて沈みかけの日本の代わりに、フレッシュなアジア地域や色んな意味で浮きまくりの中国に活路を見出そうとか、そんなことが書かれている。
個人的には、外食チェーンが大変なことになっている大きな理由の一つに、貧困化があると思っている。仕事が飛んだり賞与が無くなることによる実質的な貧困化はもちろん、一年足らずで社会状況が激変したことによる将来への不安から生じる相対的な貧困化(例えばファミレスで1000円使うとして、仕事がノリノリなときは安く感じても、無職になると途端に高級品に感じる、みたいな)もあるだろう。その貧困化が、万年フリーターだけとかある特定の業界だけとか、限定的な範囲ではなく、国民全体に爆発的に広まってしまったせいで、節約といえばの代名詞でもある食費で商売している外食産業がダイレクトにダメージを受けてしまっているんだろう。
あとは、単純にチェーン店が飽きられてるんじゃないかなー。
今は家電の調理器具が発達したりレシピの公開が盛んだから、家でも美味しい料理が簡単に作れるし、コンビニで同じ味のものを買って家で食べた方が安くて気軽だし、仕事や勉強がしたいならカフェやシェアオフィスもあるし。チェーンの飲食店じゃないとダメだ!って機能がどんどん減っていってるんだよね。大勢で騒ぎたいとか、ドリンクバーが無いとダメだとか、それくらい?
節約志向が強まると、削られるのは食費だけではない。より正確にいうと、無くても困らない出費が削られるのだ。真っ先にその犠牲になったのはアパレル業界だったが、次の犠牲者は飲食業界なのだろうか。既に小規模なお店は明暗分かれてきているようだが、記事によると飲食業界は内部留保がない会社も多いようなので、大手も気が気じゃないのかもしれない。
この結果、積極的に設備や人材に投資していた会社がつぶれて、カネをガッツリ貯め込んでいた会社が生き残って、やっぱ内部留保サイコー!^^ なんて事態になったら、日本はどうなっちゃうんだろうね。マジで。
そんなことを言いつつ、昨日は昼時を挟んで面接が2件入っていたので、その合間にココスで休憩していたNatuXaであった。頼んだのは一番安いトマトパスタと、添え物のチーズフライ。合計で800円台。これでも高く感じる。だって、無職ですもの。
ところで、ワタミ=ブラック企業のイメージって今はどうなってるんだろう。
そろそろ、忘れられてる頃なのかな?私は未だに覚えてるけど。