セミリタイアするまで非正規

正社員になれないことが分かった三十代。労働者のままでは死にかねないので、非正規のままセミリタイアを目指している、色んな意味で駄目なヤツ。

簿記3級に95点で合格した勉強法

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 簿記検定3級に合格したので、勉強方法を公開します。

・おカネない

・実務経験ない

・時間は、そこそこある

 人向けです。要するに、私のような独身+無職 or 非正規向けです(笑)。

 そんなバカでも95点を取得できた方法なので、実用性はそれなりだと思います。

 

 

 

合格基準

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(東京商工会議所HPより、2022年2月18日現在)

 

 制限時間は1時間。合格基準は70パーセント以上。

 出題内容は、1問目が仕訳の連続、2問目が資料読んで頭使う問題、3問目が財務諸表作成など時間がかかる問題

 数字に特別な苦手意識が無ければ、誰でも合格できる難易度ではある(と思う)。

 が、たった1時間で7割以上も取らなきゃいけないのがクセモノ。

 2問目で見慣れない資料にパニクって頭真っ白になったり、3問目で計算ミスして時間取られたりすると、厳しい。

 

 

 

簿記3級は、ネットの無料サービスで勉強できる

studyboki3.com

・Study Pro

 簿記について全く知らない人向け。参考書そのものなので、最初はここ。

 解説、練習問題、予想模試(ネット試験にも対応)、過去の出題傾向、受験のヒントなど、一通りの情報が網羅されている。

 あくまで参考書なので、問題集は別に必要。

 

boki-navi.com

・簿記検定ナビ

 ここにも予想模試がある(ネット受験には非対応)のと、「重要仕訳TOP100」という、文字通り仕訳問題の100問セットがある。Study Pro で一通りの知識を習得したら、ここで仕訳問題に慣れておくと良い。

 また、教材の紹介も行っている。どうしても書籍で勉強したい人は、参考に出来る。

 

 これらは、ネットで会員登録不要で無料で使用できる、簿記3級の勉強サイト。

 私は参考書を購入せず、上記のサービスと(書籍の)問題集しか使っていない。

 

 

 

勉強方法

Study Pro を最初から最後まで全部読む(練習問題も全部解く)

Study Pro の予想模試に挑戦する

簿記検定ナビの「重要仕訳TOP100」で、仕訳しまくる

もう一度、Study Pro の予想模試に挑戦する

一緒に、簿記検定ナビの模試もやる

問題集を1冊用意して、最初から最後までチャレンジする

 

この順番がいいかなー、と思う。

 

まず、Study Pro でイチからお勉強する。

 

次に、Study Pro の模試にチャレンジして、実際の検定試験の感覚をここでつかんでおく。こういう問題が出るのか、こういう構成で出題されるのか、時間配分はどうしよう、特に苦手な分野はどこだろう… 等々。

もちろん、この段階では不合格でも全く問題ない。私は半分も解けなかった。

 

参考書が終わった後の勉強方法は人それぞれだと思うが、私はここで簿記検定ナビの「重要仕訳TOP100」をおススメしたい。

簿記は仕訳が出来ないとお話にならないので、基礎をサッサとガッチリ固めてしまう。仕訳が機械的にできるようになれば、精算表の作成(試験の3問目)や資料読解(試験の2問目)などの応用問題対策もラクになる

 

仕訳に慣れたら、あとは問題をひたすら解く。ネットの無料サービスだけだと問題数が少ないので、問題集の購入をオススメする。

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 私はTACのを使っていた。(諸事情あって2年前のだけど)

 注意点として、2019年で出題傾向が変更されているので、2018年以前の問題集は中古でも買わない方が良い

 また、2021年に試験時間が120分→60分、問題数が5問→3問に変更されている。出題内容は一緒なので少し古いくらいの問題集なら使えるが、気になる方は最新のものを。

 

 

 

本番のアドバイス

最後に本番で覚えておくと、役に立つこと。

 

・1問目→3問目→2問目 あるいは 1問目→2問目→3問目→2問目

 これは、問題を解く順番。単純な仕訳だけの1問目を真っ先に潰すのは共通で、あとは2問目と3問目の順番。3問目は財務諸表の作成で、どんな内容でもやることは大体同じなので、問題集で慣れておけば大丈夫。(但し、計算ミスには気を付けて)

 厄介なのが2問目。これは資料を読み解く応用問題なので、運悪く慣れてなかったり苦手な分野に当たると頭真っ白になって(これは簿記に限らず、あらゆる試験に共通の現象ですw)時間が勿体ない。

 これを防ぐには、2種類のやり方がある。最初から2問目をすっ飛ばして3問目から解く方法。あるいは、2問目にざっと目を通して、すぐに分かる問題だけチャチャッと解いてから3問目に行き、時間が余ったら2問目に戻る方法

 問題集を何度も解いて、自分に合う方法を見つけるのがベスト。

 

・計算ミスはゴキブリ

 ↑でも書いたように、第3問の財務諸表作成問題は慣れれば「分からなくて解けない」ことは無い。

 しかし、仕訳の回数が多いので「計算ミスって解けない」ことは有り得る。これが厄介で、計算ミスを1匹見つけたら3匹は居ると思った方がいい。こいつらの駆除が、また時間かかるんだよ…

 言い換えれば、第3問で計算ミスしなければ非常に有利なので、ミスが多い自覚のある方は独自に対策した方が良い。そして、もしナイスな方法がわかったら私にも教えてください。

 

・仕訳の手書き、電卓を弾くなど、アナログ操作に慣れておく

 私はパソコンで簿記を勉強していたが、本番に近づけるため、計算はPCの電卓アプリ、仕訳はメモ帳アプリを使っていた。

 簿記3級はネット受験も出来るがエクセル等の便利ソフトは使えないので、仕訳や計算はアナログにA4用紙への手書きになる。当然、「現金」「普通預金」などの勘定科目も手書きなので、自分なりの略語を用意するなど対策しておくと便利。いちいち「建物減価償却累計額」とか「繰越利益剰余金」とか、書いてらんないでしょ? 

 同じ理由で、計算をエクセルに頼ってる人は電卓で練習すること。どっちにしろ、本番では電卓が必須だし。

 

・文字を打つ時は、カーソルを合わせて半角キーを2回連続で押す

 これは試験会場によると思うけど…

 本番で数字は打てるのに文字を打つことが出来ず、ちょっと焦ったのでw

 私の試験会場では、PCで文字を入力するとき、まず入力したい欄にカーソルを合わせて半角キーを2回押す、という操作がいちいち必要だった。普通のPCと操作方法が違ったので、念のため。

 

 

 

 こんなかんじです。皆様の合格をお祈りしております。