セミリタイアするまで非正規

正社員になれないことが分かった三十代。労働者のままでは死にかねないので、非正規のままセミリタイアを目指している、色んな意味で駄目なヤツ。

サバ缶が値上がりしたけど、しばらくは食べ続ける

10月に入って、大事件が起こりました。

 

www.asahi.com

ランチのおかずとして愛用してきたサバ缶が、軒並み数十円の値上げ。

キョクヨーで約20円、「スルっとふた」で特に好きだったニッスイは約40円。マルハニチロも上がってるみたいだけど、高くて買ったことないので値上げ率は不明。値上がり当日から、結果的に一番安い価格となったキョクヨーの水煮缶は常に品切れ状態。

そのスーパーのプライベートブランドのサバ缶は据え置きで、結果的に最安になっていた。なんで、仕方なくここ数日はそのサバ缶を食べているんだけれど、サバの身崩れが酷いので、できればキョクヨーが良い。もっと言うとニッスイに戻したいけど、さすがに40円の値上げはキツい。

 

 

 

今、職場での昼食はサバ缶+玄米にしている。サバ缶だけだと塩味が強いけど、ご飯と一緒だと丁度良い。たまに味噌味にしたり、ちょっと高めの美味しいサバ缶を買ったりしているので、あまり飽きない。でも、たまに飽きる。

 

どうしてサバを愛食しているかと言うと、理由の一つは栄養。

calorie.slism.jp

(味噌煮は美味しいけど、砂糖や増粘剤が入るので、気になるなら水煮がお勧め)

 

タンパク質、カルシウム、リン、鉄分が豊富。あと、最近話題のDHAEPAとかいう、いわゆる魚の油。特に、DHAEPAは当時聞きなれない単語だったうえ、認知症予防・血液サラサラ・脂肪分解と、マスメディア大好物ワードが目白押し。サバ缶なんて何十年も前からあるのに、あっという間にブームが創り上げられましたとさ。まあ、私もサバ缶ブームがきっかけで買い始めたんだけどね、確か。

私がブームの荒波にもまれ続けるその他の理由が、値段と原材料と手軽さ。原材料は国産サバ+塩のみ(水煮の場合)という、余計なもののないシンプルな組み合わせ。値上がりしちゃったけど、どこでも買えて調理不要で無添加でおかず一食分で200円以内は安いです。対抗できるのは、今のところは豆腐くらいだと思う。

難点は塩が多すぎること。朝食と夕食に塩気の多いものを食べている人は、塩分過多になるかも。減塩タイプもあるけど、容量と値段が少しずつ増やされていて「足元見やがってこの野郎!」といつも思います。健康マニアが金持ちとは限らないのだよ…

そんな不満もありますが、しばらくは買い続けると思います。

 

 

 

ちなみに、値上げの原因となった「国産サバの輸出が増えていることに加え、国内でのサバ缶人気の高まりで原料価格が上がっている」(上記事本文より)について。

 

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農林水産省の輸出統計(平成30年7月)より。確かに、去年より輸出量が増えています。

 

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そして、同じく農林水産省が発表した「平成29年漁業・養殖業生産統計」を見ると、サバの漁獲高はほぼ変わらず。国内での消費量は、スーパーでサバの水煮缶がしょっちゅう「入荷待ち」になっているのが、何よりのバロメーターでしょう。というわけで、国産サバが需要増、そのために値上がりは本当っぽいです。

が、色々と複雑な事情があるようで、そのあたりをプレジデントオンラインが記事にしていました。

president.jp

そういう事情があるとしても、今回のように大手メーカーが足並みそろえて、一気に数十円の大幅値上げは、どう考えても人為的なものなんで。携帯電話と一緒ですな。

サバ缶ブームきっかけの一つが「安さ」だったのに、需要があると分かれば、企業が真っ先にすることは人気を理由にした「値上げ」。面白いですね。

さて、これからブームはどうなっていくのでしょうか。第2のサバ缶が出てくるのか、はたまた、青魚ブーム自体が去って行くのか…

 

 

 

 

www.ito-foods.jp

ちなみに、今回値上げされなかったサバ缶ブランドです。(まだ、値上げされてないだけかもしれないけど…)

大手メーカーのサバ缶よりも美味しく、もちろん無添加。たまに買います。

特徴が、「食塩なし」のサバ缶があること。本当に何の味も付いてないので、自分で味付けする必要があります。家で食べるなら、これが良いな。値段もほかの味と同じ。ほら~、やっぱり「減塩タイプだから量が要るでしょ?だから値段も高くします」なんておかしい!

値段はキョクヨーニッスイよりは高いけど、マルハニチロより安い。見かけたら、ぜひ試してみてください。こっちに切り替えようかな…

素材の味を活かし、子供たちにも安心して食べさせられるブランドを目指している、とのこと。ツナ缶も得意分野だそうです。

 

 

 

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