あれこれ買いたくないから掃除用薬剤のことは少しだけお勉強したけど、掃除は嫌いです
うちにある掃除用の薬剤は、水回り用のクエン酸スプレー、油汚れ用のセスキ炭酸ソーダスプレー、食器用洗剤のキュキュット、風呂掃除に使っている洗剤、そして除菌用のアルコールの5種類だ。風呂用洗剤は同居人しか使っていないので、私が使っているのは家中合わせて4種類ということになる。本当は食器用洗剤も重曹で代用して3種類に減らしたいのだけれど、同居人に食器を洗剤無しで洗えというのも酷なので、そこは我慢している。食器用洗剤は便利だし良い香りもするので、特に不満はない。
掃除用の薬剤を減らそうと思ったきっかけは、レックさんのメラミンスポンジにハマったことだった。水だけで汚れが落ちて使い捨てもできるメラミンスポンジは、あまり掃除に時間をかけたくないし、衛生的な問題で雑巾を使い回したくない私にピッタリだった。同じ会社が他に便利なアイテムを売ってないか探したところ、今や100円ショップではお馴染みの、あのクエン酸や重曹やそのスプレーを見つけて愛用しているというわけなんである。
当時は、レックさんのラインナップが不思議だった。普通、洗剤と言えば場所ごとにラインナップされている。風呂用、食器用、トイレ用、といった具合に。でもこの会社は、場所ではなく用途別のラインナップだ。実はスーパーや薬局でも大容量でひっそり売られていたりするけれど、大手の洗剤ラインナップに慣れてしまうとクエン酸やら重曹やらだけ渡されても、使い道が分からない。でも、レックさんの商品は用途がきちんと説明されているので、掃除初心者でも手に取りやすいんである。
こんなかんじで。
いや、もしかしたら昔ながらの薬剤にも説明文は書かれているのかもしれないけど、そもそも初心者はそういうものを手に取ることがない。だから、レックさんは上手いとこ突いてるんだなー、と思っている。もしも掃除初心者をマーケティングに考えているとしたら、昔ながらの重曹やクエン酸への導体としてメラミンスポンジをプッシュしているのかもしれない。
ホームページでは、もっと詳しい掃除方法が読める。薬剤の正体と、それぞれの薬剤が不得意とする汚れの種類も分かる。
場所や用途別で洗剤を買うのは、何も考えなくていいので楽だし便利だけど、メーカーが洗剤の種類を増やしたときに、どの洗剤が必要で不要なのか判断できなくなる。それが怖いので、私はレックさんの薬剤を選んだ。使っているうちに薬剤の種類は覚えてくるので、次に買う時は他のメーカーが出している物を選ぶかもしれないけど、とっかかりとしてはピッタリだった。
で、レックさんの商品だけだと除菌が出来ないので、別に除菌用のウエットティッシュも買っているんだけど、こいつがコロナ特需のせいで軒並み狩りつくされているんである。お前らリアルハンターか。実はタイミング悪く切らしてしまって、トイレの便座や水道のハンドルの除菌が出来なくて困っている。いくら衛生のためとはいえ、日本酒をぶっかけて掃除するわけにもいかないしね。
