セミリタイアするまで非正規

正社員になれないことが分かった三十代。労働者のままでは死にかねないので、非正規のままセミリタイアを目指している、色んな意味で駄目なヤツ。

GDP年率27.8%減と聞いて、今年中に就職できない気がしてきた

mainichi.jp

まあ、そのGDPとやらが何処の貴族様の話ですかってくらい不自然に上がり続けていた訳なんだけど… 

ここで「GDP減少率たったの10%!アメリカの1/3!すごい、さすが自民党!」みたいにスコーンと突き抜けてくれたら、それはそれで面白かったけど、さすがにないか。(ちなみに、アメリカの同期GDPは年率32.9%減)

 

 

www.tdb.co.jp

倒産の話も耳にするので帝国データバンクのHPを見ていたのだけれど、2020年上半期(2020年1月~2020年6月)の倒産集計データによると、倒産の件数は前年同期とほぼ変わらなかったりする。ただ、負債総額も前年同期比で15.9%減っており、さらにこの集計データに反映されるのは負債額1,000万円以上の法人、および個人経営とのこと。つまり、地域密着なんかで細々とやっているような店舗の実態が反映されていないうえ、負債総額が減っていることから、小規模な会社の倒産が増えている可能性がある。

この点は、東京商工リサーチでより詳しく分析されていた。

news.yahoo.co.jp

 

この記事を見て思い出したけど、消費税が上がってから一年経ってないんだよね、そういえば。だから2020年上半期の倒産要因は、消費増税+コロナによる需要減のダブルパンチということになる。(消費税増税で買い控え→コロナで客が戻ってこない)

しかもGDPの減りっぷりや、それ以上に我々自身の体感で分かるように、需要が増える見込みはかなり薄く、むしろ減っていく可能性が濃厚。皮肉なことに、コロナ以降の麻生財務大臣の言動も貯蓄を煽っている。(消費税減税や10万円給付に反対している)

しばらく日本経済の回復や就職活動は厳しい状況が続きそうだ。年末までに、明るいニュースが出てくるだろうか。

 

何だかんだで大手は持ちこたえているのを見ると(散々だった百貨店も生きてるし)、平時には安価な非正規を大量に雇用して内部留保でカネを温存、非常時に非正規を解雇して業務を縮小して少数の正社員と内部留保で持ちこたえる。という方法の正しさが証明されてしまったようで、資本主義はますますカネカネカネ!の方向へ突き進んでいくんじゃなかろうかと思っている。資本主義は、あくまで資本家のための思想だからねぇ…

 

 

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