セミリタイアするまで非正規

正社員になれないことが分かった三十代。労働者のままでは死にかねないので、非正規のままセミリタイアを目指している、色んな意味で駄目なヤツ。

国民年金の追納をしようか迷っている話

今日、ポストを見たら国民年金追納のお知らせが来ていた。

私は大学在籍時に学生特例、大学卒業後しばらくは納付猶予の申請をしていたからだ。

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年金額が増えるだけでなく、社会保険料控除の対象にもなるとのこと。

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ちなみに私が追納できるのは約46万円で、新しい労働先の年収も250~300万円くらいだと思われるので、葉書の例と同じような条件になる。

私は今年の所得がほとんど無いので、今年中に追納しても控除の恩恵は少ないが、正社員になっている来年の1月に全額を追納すれば、再来年の所得税と住民税が8万円控除できるらしい。年金額も年間で+4万円される(月額だと3,333円)から、控除額を加味すれば、40万円を追納しても、年金を8年間貰えば元が取れる。

「60歳から年金生活」を計画しているので、年金が増えるとあれば見逃す手は無い。

というわけでシミュレーションしてみたんだけど、追納すべきかどうか、かなり迷っている。

 

 

迷っている理由その1:手元のカネがない

まあ、半年間無職でしたから(笑)

無い袖は振れません、という実に単純なお話。

 

 

 

迷っている理由その2:国民年金がハイリスク化しつつあるのに、リターンが見えにくい

年金破綻論者ほど悲観的ではないけど、ご褒美ディナーに月1で行ける程度の額が貰えればラッキー程度には考えている。

理由は…巷でも散々言われているが「賦課方式なのに出生率が目減りしていて回復の見込みも薄い」「将来性が見通せない日本株重視の運用(国内株・債権が6割、外国株・債権が4割)」「支払金額開始年齢の引き上げや支給額の減額といった、改悪やナーフが強行されていて、今後も続く可能性がある」。これはサ終のかほりがしますな…

冗談は置いといて、現在の国民年金は資産運用の方法として魅力が低いのは事実だ。さきほど「40万円を追納しても、年金を8年間貰えば元が取れる」と書いたが、これは現時点での話であって、私が年金を受け取る頃には8年間が16年間になっている可能性だってあるのだ。うまく出生率が回復して、高齢者の人口も丁度良い数字に収まってくれれば良いのだが、将来の経済がどうなるかなんて誰にも分からない。また、これは生き物だから仕方がないのだが、年金を十分に貰えないまま死ぬ可能性だってある

というわけで、国民年金には「改悪の可能性が高い」「将来の経済という予測不可能な要素に大きく左右される」「寿命には限界がある」とハイリスク要素が3つもあるのに対し、これらを補うリターンが年々見えにくくなっているから、カネを出すのも躊躇ってしまう。高齢者に最低限度の生活を保障するための制度なのに、その前提が崩れ始めている状態で、リターンの話をされても…ねえ?

 

迷っている理由その3:資産の運用手段は他にもある

1月からは給料が入ってくるので、貯金を総動員して無理やり追納することも考えた。

ただ、老後の資金策は国民年金だけではない。IDECOや積立NISA、厚生年金などなど。どうせ貯金をいざ鎌倉させるなら、IDECOや積立NISAに使うかな。自分で運用方法を選べるIDECOの方が安全だし、いつでも現金化できる積立NISAの方が安心だ。

個別株に突っ込んで討ち死によりは、まだ国民年金の方がマシかな…というかんじ。

 

 

結論:カネに余裕が出来たら追納する…かも?

今考えても答えが出ないので、とりあえず銀行残高に余裕が出来るまで保留する。

実を言うと、現時点で20~21歳前半の追納は既にできない(期限が過ぎた)ので、ちょっとどうでも良くなってきた、ってのもある(笑)。

いやー、厚生年金と違って、

国民年金って、難しいね!

でも、セミリタイアしたら国民年金しか無いんだよなあ… うぅ…

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