セミリタイアするまで非正規

正社員になれないことが分かった三十代。労働者のままでは死にかねないので、非正規のままセミリタイアを目指している、色んな意味で駄目なヤツ。

2022年6月の出費状況と、今月の目標

 先月の収支は、126,019円の赤字だった。

 

2022年6月の支出

※貯金の内訳:積立NISA

----------------------------------------

計:153,328円

 

2022年6月の収入

----------------------------------------

計:27,309円

 

1年分の住民税を納付

 支出の大部分はこれ。一気に10万円近く国に納めた。これで、今年は税金関連の支払いは無いはず。

 今月は前半が梅雨、後半は釜茹で地獄だったので出かける機会もなく、税金と積立NISA以外の支出はほぼ生活費のみ。

 

 

FXは初の黒字

 引き続きFXの収益化に勤しんでいる。というか、今月はこれしかしてなかった。

 一応、初めて月次プラスの収益になったんだけど、あまり喜べない。

 というのも、前半は上手くいってたんだけど、もっと利益を上げたくて手法を取っかえ引っかえし始めてから、全然稼げなくなってしまったからだ。俗に言う「聖杯探し」に陥ってしまった。あんなに気を付けてたのに…

 ロット数もどうするか悩んでいる。安定するまでは0.01ロットのままでいくか、0.1ロットに引き上げてお小遣いくらいの収入にするか。さすがにFXしかやることないと気が滅入るし、家族からの「いつになったら雇われ労働者に戻るの?」圧力が強まってきたので、そろそろまともな収入が入らないとキツイかも。

 

先月やったこと

  • FXトレード
  • 食事管理と軽い運動で、体脂肪率キープ(そういえば基礎代謝はかってない…)

 

 

今月の目標

  • 体調を崩さない
  • FXトレードで負け越さない
  • 合蹠(がっせき)のポーズができるようになる
  • 体脂肪率20%以下、基礎代謝1100kcal超
  • 1日に1回はお通じがくるように気を付ける

 あ、合蹠(がっせき)の練習を全然やってなかった(笑)。正直、暑くてストレッチどころじゃないけど運動しないわけにもいかない。というか、今月の一番の目標は体調を崩さないことだ。もう夏バテで崩れかけてる気がするけど、気のせいだ!

人間ならではの「やる気ないモード」

 久々に「やる気ないモード」に入った。

 思えば、非正規労働を辞めて実家に戻ってからは、常に何かしていた。実家を片付けて、年末の大掃除して、簿記の資格を取って、投資の勉強をして、本を読みまくって…

 こう書くと、一気にいろいろやり過ぎて燃料が切れたように見えるけど、急に暑くなったから夏バテになってるだけだと思う。だって、朝から室内30度だよ!?こんなの、絶対おかしいよ!

 まあ、丁度良いからしばらくノンビリやろうかな。FXは生活費のために続けるけど。

 

 昔から、定期的に「やる気ないモード」になるんだけど、雇われ労働時代はやる気ないんで~、って理由で休むわけにもいかないので、(普段以上に)ドンヨリドヨドヨした気分で仕方なく出勤していた。ああ、機械のように365日24時間、同じテンションでいられればラクなのに…

 いざ作業が始まるとヤル気溢れるモードに切り替われることもあるんだけど、所詮はカンフル剤のようなものなので、帰宅後の反動も凄かった。ドラマとか漫画でよくある寝床にドサッ!って倒れ込むのをリアルでやっていた。

 

 やる気がない時は、何をやっても効率が悪いから、しっかり休む。

 しっかり休めば、やる気はちゃんと回復する。これは、私自身が何度も経験している。

 回復してから、また色々と挑戦すればいい。

 そりゃあ、24時間365日フルで生産的なことばっかりできれば有難いけど、そんなの不可能だよ。人間は機械じゃなくて生き物なんだから。

 身体が休みたい~と訴えてきたら、その通りにしてあげないとね。

「一企業が全労働力を使い果たす」というパワーワード

gigazine.net

 Amazon が2年後にアメリカ中の労働者を使い果たすんじゃないか、という記事。

 「使い果たす」の意味がよく分からないけど、(全員が一斉にAmazon倉庫に雇われるって意味ではないよね?)Amazonという企業の巨大さが伝わる内容だ。それだけの人間を使役しないと回らないなんて、大企業の経営は大変である。Amazonがテクノロジーの開発に力を入れるのも当然だ。コスト食い虫で使い勝手の悪い人間なんて早く止めて、低コストで素直に働いて好きなように調達できる機械に置き換えたいのだろう。

 

 記事でも言及されているけど、Amazonの非正規労働は非常にキツイらしい。実家の近所でも求人があったけど、フルタイムで延々とシールを貼るとか、そういう内容だった。倉庫がある地域だと、フルタイムで倉庫中を走り回されるようだ。

 時給は良いんだけど(1200円くらいだったか?)、そんな生活を続けていたら廃人コースお先まっし暗である。個室を用意してくれて、音楽聞きながら動画見ながらがOKで、1時間ごとに15分以上の休憩を挟んでくれれば、何とか続けられるか?ってレベル。まあ、フルタイムの時点で私には無理だけど。

 

 記事中でちょっと面白いのが、

もしAmazonがもう少し頑張って、時給の最低額を1.5ドル(約202円)だけ上げれば、それも潜在的な労働者のプールを拡大し、アメリカでの雇用能力を3年は延長することができるでしょう。

 の部分。海外の文章って、こういう皮肉好きだよね。

 もし日本で、「非正規労働者の最低時給を200円引き上げます」なんて大企業が現れたら、新聞一面見出しレベルの大ニュースだろうな~。

nordot.app

 アメリカでのAmazonは、2021年に(当時の為替レートで)330円の賃金上げを行っているけど。

 まあ、日本で実際にそんなことが起こる頃には、1ドル150円くらいになってるのかな。

ワクチン3回目を終えた話

 7月から、旅行の県民割が全国版になるときいたので、とうとう3回目のワクチンを接種してきた。

 1、2回目はファイザーで、3回目はモデルナ。

 3回目の副反応はキツイと聞いていたが、確かにきつかった。身体全体が熱っぽく、頭が痛い。これは… この症状は… 風邪だ!(笑)

 

 あんなに風邪っぽい状態になったのは久しぶりだ。多分、最後に熱出して寝込んだのはインフルエンザで、4~5年は前の出来事だ。

 私は労働ストレスで orz することはしょっちゅうだが、病原菌で体調を崩すことは少ないのだ。しかも、病原菌にやられても何故か食欲が落ちないので、回復も早い。むしろ、一日中横になっているせいで腰と脚と頭が痛くなる方が辛い。(インフルエンザのときは関節痛で眠れなかった)

 というわけで、3回目のワクチンの副反応は確かに辛かったです。ちなみに、2回目までは何となく熱が出てるようなかんじで終わった。あ、注射した箇所の筋肉痛は3回ともありました。

 

 ただ、一つだけ気になることがある。

 風邪っぽい症状は接種日の翌日中がピークで、翌々日にはほぼ治ってたんだけれど、何故か注射をした腕側の目の奥(?)から脳天にかけて鈍痛が残っている。これも大分治まってきたんだけど、急に立ち上がったり顔を振ったりすると痛い。なんなんだろう、これ?

 高齢者は4回目の接種が始まってるけど、私はもう打ちたくないな。

教科書より分かりやすいなら、漫画で勉強してもいいじゃない

 Kindle Unlimited で日本史の勉強をしようと思って、小学館の歴史漫画を読んでいた。(ちなみに、著者のつぼいこうさんは学習漫画を複数手掛けていたが、2018年に亡くなっている)

 「きのうのあしたはきょう」がキーワードで、歴史の流れが分かりやすい。

 歴代の支配者たちは色んな方法で権力を握るわけだけど、その方法や思想には共通点があることとか、そうした支配が一般人(ほぼ農民だけど)にはどんな影響を与えていったのか。文化はどうやって生まれたのか、この弾圧は何が目的だったのか…などなど、現代でも通用する歴史観を養えて、勉強になった。

 とは言っても学生レベルなので、どうしても支配者層や富裕層(現代風に言えば上級国民かなw)たちの政争・戦争がメインになってしまうけれど、一般人の生活や文化にも触れていて、分かりやすい教科書といった感じ。学校で習わされた知識を殆ど忘れてしまった大人には丁度良いと思う(笑)。

 あと、こよみちゃんが可愛い。

 

 なんで今さら日本史?と思われそうけど、実は学生の頃は歴史が嫌いだったので、いつか勉強し直したいと思っていたから。

 学校で配布された歴史の教科書は単語を覚えさせることが最優先なのか、歴史の流れがイマイチ分からなかったのだ。おまけに、私は当時から暗記が大の苦手で、特に人の名前や印象に残らないモノの名称(器の名前とか)が覚えられず、暗記一辺倒の受験用歴史は相性最悪だった。

 未だに、どうして大量の単語や年号ばかり覚えさせられたのか訳が分からない。質問の意味は分かるのに、人の名前が出てこなかったり、漢字を忘れたり、年号なんて覚えてねーよ!ヽ(`⌒´メ)ノ といったかんじでテストはボロボロだった。試験は作文形式にして教科書持込みOKにして欲しいと、何度思ったことか。

 

 大人になったから分かることだけど、当時の私の勉強方法も良くなかった。

 暗記は苦手だから教科書じゃ理解できない、と感じた時点で、それ以外の勉強方法を探すべきだった。今回のような漫画でも良いし、親に頼んで歴史のビデオをレンタル(当時は見放題なんて無かったからね)するとか。

 少なくとも「歴史なんて嫌い!(`A´)」とはならなかったかもしれない。

 今だったら、インターネットで教科書より優れた無料教材を探せるし、キンドルのようなサブスクも豊富だし、Wikipedia を印刷して教科書と併用しても良い。授業と教科書に拘らなくても、自分に合った勉強方法を簡単に探せるから、学生さんにはとっても良い環境だ。

 まあ、大人でも無職になれば好きなだけ勉強できるけどさ!(笑)

 

 

 現在の学校が、教育に対してどういう認識なのか分からないけど、ニュースを見てると私が学生だった20年くらい前とあまり変わってないんじゃないか、と不安になることも多い。

(日本の歴史 7巻より)※源内=平賀源内

 「日本の社会には時代をこえた天才を活かして発展させる力がなかった…」

 女の子(こよみちゃん)も言ってるように、「それってさびしい話」だ。学校は古いものを大切にする感覚を教えることも大事だけど、しかし、その伝統が理不尽で非合理的でも修正しない傾向にある(あった)。

 例えば、校則や教師のマイルールに、授業中は教科書・ノート・ペンしか使っちゃダメ、というものがあったとする。(今はタブレット使ってるから、そんなことないだろうけど)そこに、生徒たちから「その3つじゃ不便だ。インターネットでいつでも調べられるようにして欲しい」という要望があったとする。そのとき、学校側は「学校の授業中にインターネットなんてけしからん!」と怒るのではなく、かと言って、ただ許可するのもいけない。教科書・ノート・ペンの勉強方法に、どうやってインターネットを活かすべきかは、大人たちが考えるべきだと思う。

 子供をどれくらい信用して、大人はその才能をどこまで「活かして発展させる」かが、教育の難しいところなんだろうなあ。

価値ある人間だけに大きく投資するAmazonと、価値を作る可能性のある人間に投機していた日本

gigazine.net

 Amazonがインフルエンサーを豪華リゾートに招待したという記事。

 日本でも、バブル時代の企業が新卒に同じようなことをやっていたらしいね。「囲い込み」って言うんだっけ?

 Amazonのリゾート招待や日本の「囲い込み」は、(自社の利益となりそうな)人間には投資を惜しまないという考えが共通している。日本で「囲い込み」が廃れたのは、バブル崩壊が最大の理由なんだろうけど、人件費は少ない方が会社のタメになるという考えが一般化したのも大きいと思う。

 ただ、今回のAmazon主催リゾートバカンスと日本の「囲い込み」は違う点もある。Amazonの招待客は、例えAmazonが無くなっても稼げると思うし、Amazon側もそれだけの価値がある人間だけを選んで招待しているだろう。それに対して、「囲い込み」は囲い込んでくれた会社が無くなったら生活できなくなる可能性が高い。もちろん、本当に価値のある人間なら余所の会社で仕切り直せるけど、「囲い込み」の段階ではそこまで分からないので。

 だから、「囲い込み」はどっちかといえば投機に近かったのかもね。不景気になったら一斉に止めてるし。やっぱり、投資に関しては海外の方が上手か?(笑)

 

 ただ、インフルエンサーでも何でもないユーザー側としては、Amazonには自分のサイトにいる怪しい店や怪しい商品を早く無くして欲しいんだけどなあ…

新しい資本主義の「資産所得倍増計画プラン」の内容は、みんなで企業を応援しましょう!だった

www.cas.go.jp

 新しい資本主義の資料が公開されたので、「資産所得倍増計画プラン」の内容を知りたくて読んでみた。

 

 これが、『新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画』の内容。

 

 こっちは、『新しい資本主義実行計画工程表』の内容。(赤枠のとこ)

 

 まとめると、

  • 日本人の個人が所有する金融資産を企業に投資させることで、企業価値と家計(個人の金融資産)の両方を底上げすることが目的。投資による「持続的な企業価値向上の恩恵が家計に及ぶ好循環」の根拠は、米国や英国では個人が投資によって資産を増やしているため。
  • 対象は全世代。
  • 全世代向けには、NISAの拡充で投資を促す。
  • 高齢者向けには、70歳まで働きながら iDeCoを使えるようにする。また、その子供世代が資産形成を行いやすいよう何かする。
  • 高校生や一般人(投資をやってない人のことか?)の投資リテラシー向上のため、授業やセミナーなどの啓蒙活動を行う。
  • 具体的なことは年末までに決める。
  • 2027年までに、公的年金シミュレーターを進化させて、アプリでも使えるようにする。

 

 鳴り物入りだった割には新鮮味がないけど、投資をやったことがない人向けみたいだから、仕方ないのかな。

 個人的には、公的年金シミュレーターアプリがちょっと楽しみ。「年を取ったら、これだけの金額で暮らさねばならない」ことが分かれば、それに向けた節約生活を若いうちから開発できる。(「資産所得倍増計画プラン」の趣旨に逆行してる気もするが)

 それから、70歳まで働き続けなきゃならない人間にも投資させよう!なんてシレっと恐ろしいことを書いてるのも気になりますね(笑)。

 

 ずっと意味が分からなかった「成長の果実を分配する」についても、企業価値とやらの向上ありきの内容であることが、ようやく分かった。こないだ、「一億総株主化」と岸田首相が発言した時に、どうして「一億総投資家」では駄目なんだろう?と疑問だったのだけど、こういうことだったのね。

 要するに、米英のように国民が個人で資産を守ることを推進する、というよりは、企業に資産を差し出して企業から家計に還元してもらいなさい、と。そういうことらしい。

 …って、それじゃ雇われ労働と同じ構図じゃないか!!!