セミリタイアするまで非正規

正社員になれないことが分かった三十代。労働者のままでは死にかねないので、非正規のままセミリタイアを目指している、色んな意味で駄目なヤツ。

豊かな自然は癒されるし、今の人生を見直すきっかけにもなる

GWセールで買ったゲームにド嵌りしていたので、ブログの更新をサボっていた、というか、パソコン自体を開いていなかった。一度ゲームにハマると、エンディング見たさで時間があれば遊んでしまうので、パソコンに触らなくなる。なので、今日はゲームの前にパソコンを開いてブログを更新する。

 

というわけで、ゴールデンウィークは2泊3日で岩手県まで家族旅行に行っていた。家族旅行の時は、旅費は全て家族が持ってくれる。貧乏なので大変ありがたい。が、甘えっぱなしも申し訳ないので東京から手土産を持って行った。今回の旅行はレンタカーで回っていたので、本当は父の代わりに運転してあげられればよかったんだけど、

 

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こんな本格的な山の道を走っていたので、私の運転力では厳しい。普段は全然運転しない(できない)からね… おまけに車酔いして、逆に迷惑をかけていた気もする。ちなみに、場所は八幡平。

 

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5月だというのに、この雪。

 

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スキー板を運んでいる人もいたし、キャンピングカーもたくさん見かけた。

 

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遠野にも行ってきた。これは河童狛犬。近くの池で河童釣りをしている子供たちがいて、賑わっていた。

 

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姨捨山。拡大しないと分かりづらいけど、老人たちが住んでいた家(というより小屋)が土手の上に見える。

 

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同じ岩手県だけど、遠野は雪は溶けており、一面の緑。あと、写真は撮ってないけど桜もあちこちで見かけた。まさか、1年に2度も花見が出来るなんてね、贅沢な旅行です。

 

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つくし。母が見つけてくれた。

 

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ここは平泉一番の絶景スポット、と妹が教えてくれた義経堂からの風景。北上川を挟んで右手に山と平泉の街並み、左手に一面の原野が拝める… んだけれど、何故かスマホには枝が邪魔している写真しかなかった(笑)。近くにある中尊寺にも行って、金ぴかのお寺(の模型)も見てきた。あれがフルサイズでどーんと立ってたら、圧巻だろうなあ。

 

岩手は空が大きく、道が広く、人が少なく、GWの旅行にはぴったりだった。そして、雪と桜と新緑が溶け合う不思議な風景も初体験だった。ただ、夜は真っ暗で本当に怖い。一人じゃ出歩けない。さすがに繁華街の駅前は違うんだろうけど、県庁所在地である盛岡駅でさえ、店の数は少なく昼間でも閑散としていた(あくまで東京や埼玉と比べてだけど)ので、あまり変わらないかもしれない。

こういう自然が自然に残っている場所に来ると、建物の中で無理やり仕事をする生活に、どうしても疑問をもってしまう。何か、間違ったことをしている気分になってしまう。だけど、理想ではないだけで間違っているわけではないんだと、思うようになっている。とにもかくにも、お金を稼がないと生きていけないし、凡人がお金を得るには地方よりも都内の方が簡単だ。そして、都内の楽しさや便利さを捨てるにはまだ早いという自覚もある。私にとって、岩手のような自然に近い場所での暮らしはいつか実現すべき理想ではあるけれど、実現するには現実を無視するわけにはいかない。前述したお金の問題もあるし、都内はイベントが多く日本各地へのアクセスもしやすいので、新しいモノや価値観との出会いも多い。そして、この新しいモノや価値観の中に、理想の自然暮らし in 地方を満喫するキーアイテムとなるものが混ざっている可能性は高い。私にとっては、日本各地のおいしいもの(通販で取り寄せられる)、好きな作家(買えば家で繰り返し読めるし、図書館で借りてもいい)、好きなゲーム(本と一緒、家で繰り返し遊べる)、好きな場所(例えば今回の岩手は機会があればまた行きたいけど住みたくはない、寒いから(笑))、そして気の合う友人(1年に1回、東京で会う程度でも十分な思い出になる)。

若い頃は理想と現実がごっちゃになっていたもので、こういう自然に圧倒されるたびに「今の生活はやっぱり間違っている」「早くこういう場所に行きたい」と、どこか焦りを感じていた。今は「そんなに焦らなくても、まぁいっか」と多少は大らかに自分の人生を考えられるようになってきた。いい年してクサいことを言うようだけれど、現実と理想の両方を忘れなければ、いつかは両方とも自分の思い通りになるもんじゃないかなあ、と特に何の確証もなく考えている。ちゃんと努力はするけどね。

 

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