セミリタイアするまで非正規

正社員になれないことが分かった三十代。労働者のままでは死にかねないので、非正規のままセミリタイアを目指している、色んな意味で駄目なヤツ。

晴耕雨読な生活というのは、もう古いんだろうか

昨日は酷い天気だった。日中はずっとどしゃぶり。真夜中は雷雨。仕事がないので買い物に行きたかったのだけれど、諦めて一日中家にいた。

最近、ドラゴンクエストビルダーズにハマっている。こいつが中毒性の高いシロモノで、一度始めると止めどきが見つからない。大人になってからゲームを数時間も遊ぶと疲れて自然に中断してしまうので、数時間やって食べて、数時間やって寝て、という絵に描いたような自堕落な一日になってしまった。

これはこれで理想的な休日ではあるけれど、ほとんど動かないのに目だけは酷使して、ロクに食事も摂らず変な時間に寝るので、昨日の夜から今日の朝にかけて全身がだるくて辛かった。せっかく晴れたのに、洗濯も出来なかったし…

年に数回はこんな日がある。今は仕事があるから、だるくても出勤で強制的にリフレッシュされるけど、セミリタイア生活になったら何日もだらけてしまうかもと少し心配になる。例え仕事を辞めてもこういう生活にはなりたくない。何もしない日が続いて脳も身体もそれに慣れてしまうと、新しい趣味や面白そうなイベントがあっても心が受け付けなくなってしまう。気分がリフレッシュされないから、ネガティブなことがあると引きずってしまう。いくら仕事をしなくていいとはいえ、こんな毎日は嫌だ。だけど、毎日仕事をするのも嫌だ(笑)。

実は「セミリタイア」という言葉を知ったとき、何て素敵な生き方だろう! と感動した理由の一つがこれ。仕事に縛られるのは嫌だ、でも、全く仕事をしないのも不安だ。収入がなくなることと、膨大な時間をどう潰すかが主な不安要素である。そんなアンビバレントな感情への解答の一つが「セミリタイア」だったわけだ。自分の都合に合わせて、適度に収入とストレスを溜めつつ、適度に好きなことをして暮らす。暇ならたくさん働けばいいし、疲れたら少なく働けばいい。ここらへん、現在は二極化している。働き過ぎて本当に死ぬ人と働かなさ過ぎて社会的に抹殺される人が混在し、ブラック労働が炎上する一方で、就職氷河期の方々を何とか働かせようと四苦八苦。たかが仕事で生きるか死ぬかの二者択一でしか考えられない(許されない)から、こんなに生きにくい世の中になっているんじゃないだろうか。カイジの世界じゃあるまいし。

いつまでも暗いニュースばかり聞かされると、働き過ぎでも働かなさすぎでもない私のような半端者でも気分が滅入ってしまう。もっとセミリタイアが流行って欲しい。もっと仕事をテキトーに考えて欲しい。こんなこと言ったら怒る人は多いけど、仕事を人生の目的どころか人生そのものに神格化させた結果が現在の惨状だとしたら、仕事は食事や買い物と変わらないルーチーンの一つに過ぎないという考えにシフトさせても罰は当たらないんじゃないだろうか。体調がすぐれない日は食事を控えるし、嵐が吹いていたら買い物には行かないでしょう? 仕事も同じように考えて良いんじゃないかなあ、人生は晴れの日ばかりじゃないんだしサ。

 

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