セミリタイアするまで非正規

正社員になれないことが分かった三十代。労働者のままでは死にかねないので、非正規のままセミリタイアを目指している、色んな意味で駄目なヤツ。

独身無職は、非常時に強い

今日のバイトは半休になってしまった。仕事がない。本当はお客さんが来るはずだったのだけれど、来なかったのだ。うちの客は非常識な人間も多いので断言はできないけれど、コロナの影響で外出を控えたという可能性もある。(それにしても電話くらい寄越せよとは思うけど)

佐川急便の人の話によると、デスクを会社から社員の自宅へ運送する依頼が急増しているそうだ。コロナの影響で、テレワークを始めた企業が出てきたからだろう。「巣ごもり消費」なるものが増えているというニュースもある。

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ただ、「巣ごもり消費」はコロナが飛び交う中でも働く運送業者あってこそのものだ。その人たちが営業停止を喰らった暁には、籠ることすらできなくなる。

収入源にしても巣籠もれない状況にしても、私はまだ良い。どうせ6月からは時短にしようと考えていたくらいだし、多少収入が減っても、来年の積立NISAに回す資金が稼げなくなるくらいだ。外出する用事だって少ない。

ただ、世の中には、そんなお気楽な人間の方が少ない。同僚の一人は専門学校の学費を稼がなくてはいけないし、もう一人は子育て中だ。マンションのローンを組んでいる知り合いもいるし、一人暮らしを始めたばかりで資金がないのに仕事がキャンセルになってしまった人もいる。

不謹慎だけど、こういうときは独身無職で本当に良かったと思う。仮にコロナが経済をズタズタにしても生活保護があるし、最悪でも自分一人が野垂れ死にするだけだ。でも家族や夢や責任がある人は、そうもいかないだろう。

台湾政府がコロナ対策を頑張っているという明るいニュースもあるけれど、老い先短い爺さんだらけになってしまった日本政府が、国全体の利益になる行動を取ることは難しいと思う。だから、このまま事態が悪化しないことを祈るだけだ。本当に、それしかできない。

 

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