お肉券お魚券騒動で分かったことは、我々は国から見捨てられている、ということ
よ、良かった… 本当に「お肉」「お魚」と書かれた紙切れが配られたらどうしようかと思った。いや、美味しいお肉やお寿司が食べられるのは嬉しいよ？ どっちも大好きだよ？ でも今は欲しくないから。肉と魚は我慢できるけど、「お金ないんで今月の家賃と水道代と電気代とガス代を我慢してください」とは言えないでしょ？ だから現金くれ。あと資源の無駄遣いするな。
ところで、自民党農林部や水産部会って何してるとこなんだろう？ 「農林水産関係団体委員会」ってのは自民党のHPにメンバーが載ってるんだけれど、そことは違うのかな？ と思って調べたら、違うらしい。農林部は小泉進次郎さんが会長で、農業に関する改革系の何かをやっているとこみたい。この人、マスコミからよく玩具にされてる印象だけど、実際の権力はどの程度なんだろうか？ お肉券もお魚券も、年寄りクサいというか、若い政治家の発想とは思えないんだけどなー。ま、政治家のことは全然分からんですが。水産部会は伊東良孝さんという、北海道出身でホテルの取締役もやっていた方が会長を務められている。
この記事も例によって最初に目にしたのはヤフーニュースなんだけれど、オーサーコメントに非常に共感した。私の中では「フードロス問題の人」と認識されつつある井出さんのコメントなんだけれど、
一文目の「はぁ？」の部分と(笑)、2段落目の「新型コロナウイルス感染症によって、」以降の意見。僭越ながら、私もコロナ騒ぎが大きくなってから同じことを考え続けていた。コロナで人が亡くなるのは悲しい。（志村けんさん、結局負けてしまった…）経済が回らず多くの人々が失業、廃業するのも悲しい。貧困による犯罪やコロナビームとか叫ぶ怪人の出現で治安が悪くなるのも悲しい。外国人観光客が減って秋葉原が歩きやすくなるのは嬉しい。
でも一番悲しかったのは、日本の政府・政治家がまるで信頼できないこと。オリンピックが重なって運が悪かったとはいえ、経済（と己の懐事情）が最優先で国民のことなんか知ったこっちゃない、ていうのがハッキリと行動に表れている。国民全員を対象とした補償、東京封鎖の検討や移動制限の要請、感染者数の（恐らく）正式な発表、全てオリンピックが延期されてからの行動だった。現在ですら、何もしないとヤイヤイ言われるから（それも恐らく国民ではなく海外から）仕方なく「お金配りまーす」と言わされてる感。お肉券お魚券騒動も、確かに怒りもあったけれど、それ以上に「私達ってここまで見捨てられてるんだ…」という悲しみというか諦観というか諦めというか、その感情の方が強い。もう、日本の政治家に政治を期待してはいけないんだろう。彼らはあくまで徴税人なのだ。
そして何より、未知のウイルスへの対応が他の先進諸国と比べて遅すぎる。これもオリンピックがあったからと言われてしまえばそれまでだが。しかし私は以前から、日本の政治家はお年寄りが多すぎて皆ボケちゃったから理性的な判断が出来ないんじゃない(笑)とか言ってたのだけれど、ちょっと今回は笑えない。 …本当に、大丈夫だよね？
