セミリタイアするまで非正規

正社員になれないことが分かった三十代。労働者のままでは死にかねないので、非正規のままセミリタイアを目指している、色んな意味で駄目なヤツ。

アトピーが再発したので病院を頑張って探した方法と、持病持ちが病院に抱きがちな不満

昨日はアトピー用の薬を処方してもらうため、皮膚科に行ってきた記事を書いたのだけれど、もう少し突っ込んだ話を書く。

都内に引っ越して初めての通院なので、まずは病院探しから始まった。

ただの風邪とは違い、特定の疾患を持つ患者の病院探しは大変だ。テキトーに選ぶとカネと時間を無駄にする。だから慎重に選んで都内のとある皮膚科病院に行ったのだけれど、今までで一番満足できる病院を発見できた。具体的にどうやって探したかも併せて書く。

ちなみに、まだ処方薬を使い始めて2日目なので、評価が変わる可能性もある。

私はアトピー患者なのでアトピーを例にして書くけれど、他の持病患者でも似たような感想を持っている人は多いと思っている。

 

 

不満その1、治療方法について、医者と価値観が合わない

アトピーの処方薬として一般的なのは、炎症を抑えるステロイドと、痒みを抑える抗ヒスタミンと、保湿剤の3種類だ。この3種類はどこの皮膚科に行っても処方される、いや、この3種類しか処方してもらえないことが多い、と書いた方が正確かもしれない。

どういうことかというと、ステロイドはアトピーの症状にとっても良く効くのだけれど、アトピーそのものを治療する薬ではなく、使い続けると効果が薄くなっていくので依存しやすいのだ。ステロイドの是非については賛否両論あるので詳しくは書かないけど、使いたくない人が一定数いるというわけ。私もその一人だ。

だから、ステロイドを使いたくない人が普通の皮膚科に行っても、望みの薬を処方してもらえないことが多い。「ステロイドを使いたくない」と相談しても、医者には良い顔をされない。(これは患者の反抗が気に喰わないというわけではなく、アトピーの症状は放っておくと二次感染の危険性があるためだと思われる)

ステロイドを使いたくないアトピー患者に関しては、ステロイドの成分が入っていない塗り薬が存在する。また、塗り薬以外の治療方法(レーザーや注射など)や、体質改善のための漢方薬を提案してくれる病院もある。そういった第2第3の手段や、根本的な治療方法も用意してくれる病院を探すのは、難しい。

 

 

不満その2、混雑していて待たされる

アトピーは皮膚科の専門になる。皮膚科の患者は季節や老若男女を問わないので、患者数は多い。だから、混む。すんごい混む。特に有名じゃない病院でも、ヤブ医院でなければ1-2時間待ちは当たり前だ。皮膚科以外も入っている総合病院はもっと混む。私は行ったことがないけれど、美容皮膚科も混雑するらしい。感染力のある患者は基本的にいないのが救いだ。

混んでいる病院は、診断もスピーディーでゆっくりできる雰囲気じゃなかったりする。雰囲気じゃないだけで、相談すればちゃんと色々と教えてくれるんだけど、そういうのが苦手な人だとキツイかもしれない。たまに本気で相談に乗ってくれない病院もあるが、それは運が悪かったと諦めて二度と行かなければ良い。

いずれにせよ、体調が悪いから病院に行くのに、病院に行っても体力(と時間)を使わせられる。長寿大国なだけはある。

 

 

満足できる病院はこうやって探した

手順としては、

 

病院のHPを直接訪れる

口コミで悪名高い病院を候補から外す

 

とシンプル。ただ、手当たり次第に検索するのは骨なので、何かキーワードを決めておくと良い。地名とか、遅くまで空いている(仕事帰りに診てもらえる)とか、希望の治療法とか。患者を支援するNPO団体等がまとめたリストがあれば、それを参考にするのが一番楽かも。

 

私はアトピーを温泉で緩和できた経験から、今回も湯治に頼るつもりで、どうせなら湯治に理解のある皮膚科で診てもらおうと思った。そこで色々と検索していたら、たまたま湯治に関する知識のある医者をリスト化したHPを見つけた。(こういう偶然発見できたHPは、後で見直そうと探しても見つけられないことがあるあるなので、とりあえずブックマークしておくことをオススメします…)

次にそのリストから皮膚科の病院を探し、家から近い順に病院名でグーグル検索を行い、病院のHPをチェック。行き方や診療時間などの基本情報だけでなく、医者の得意分野と治療方針も確認できるからだ。例えば私の場合は、ステロイド以外のアトピー治療法を提案しているかどうかを確認した、というわけ。逆にこの2つが確認できなかった病院は候補から外した。

このとき、病院の規模も一緒に見ておくと良い。例えば皮膚科なら、皮膚科オンリーなのか美容皮膚科なのか、総合病院なのか。規模が大きくなればなるほど、患者も多く待たされる可能性が高まる。

最後に、グーグルマップから口コミを確認する。ここで悪評が多すぎる病院は避けた。賛否半々くらいなら、あまり気にしないかな。あくまで個人の感想だし。

 

この方法で探し当てた病院は、殆ど待たされず(コロナの影響かもしれないけど)、医者とゆっくり話し合えて、ステロイドの副作用についても理解してくれて、余計な薬を出さず(塗り薬と痒み止めを1種類ずつのみ)、ついでに処方箋を出してくれた薬局のおばさまが優しい方で、と今のところ文句のつけようが無い。これで処方薬が自分に合っていれば行きつけにできる。

 

 

コロナアタックで解雇されたから、この機会に体調改善しよう!

という能天気な人はあまり聞かないけれど、それくらい余裕のある社会になっても良いんじゃないかな。

というわけで、就職活動とは関係ないけれど、「独身元非正規、失業中」カテゴリの記事とさせていただきました。

 

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