セミリタイアするまで非正規

正社員になれないことが分かった三十代。労働者のままでは死にかねないので、非正規のままセミリタイアを目指している、色んな意味で駄目なヤツ。

職業訓練の施設見学会へ行ってきた

再就職支援の一つである、職業訓練の学校見学会へ行ってきた。

職業訓練のコースによってはデュアルシステム(業務委託制度)というものがあるらしく、企業に派遣されて仕事のお手伝いのようなことをさせてもらえるらしい。

 

職業訓練のメリット

  • 受講費用が無料(教科書代は必要)
  • 専門スキルを身に付けられる
  • 講義によっては資格も取得しやすい
  • キャリアコンサルティング、企業説明会などハローワークと連携した就職支援も受けられる(受けなきゃダメ)
  • デュアルシステムを採用している訓練の場合は、実際に企業に派遣されて現場に近い環境で勉強(仕事?)ができる(賃金は出ない)

 

 

見学会へ参加することになった経緯

私が受講を狙っているのは、webサイトデザイン科というコース。Html、CSS、Javaをはじめとする言語を学んで実際にサイトを作ってみましょう、というカリキュラム。デュアルシステムを採用しているので、最後の1か月は企業に派遣されて仕事ができるらしい。(この「仕事」の内容が曖昧で、派遣先で異なるらしく、仕事の一部を任される所があれば、課題をもらって解いていくような所もあるらしい)

失業給付をもらうには就職活動の実績が必要なので、最初はバイトの求人を探していたのだけれど、応募したい案件が全くない。殆どが接客と派遣。私は皮膚炎の持病があるし人と話すのも超苦手なので接客はできないし、バイト程度のスキルで派遣会社を使うのも不安だから避けている。

そこで思い切って時給が高い案件で、敢えて業務形態を問わず探してみると、プログラミングができる人の募集が物凄く多い。IT土方は深刻な人手不足だと聞いていたけれど、コロナでも募集をかけているのだから本当に深刻らしい。

考えてみると、プログラミングなら皮膚炎はあまり関係ない。リモートワークもしやすく、内職でもそれなりのカネをもらえるし、趣味にも応用できるので以前から興味はあった。決して自分とは相性が悪いスキルじゃない。そんなときに職業訓練の話を聞いたので、折角ならと思い受講を検討し始めた、というわけ。

 

職業訓練学校の感想

説明会には、20-30人ほど来ていたのかな。女性の方が目立った。実際の受講生も、女性の方が割合が高いらしい。年齢は私と同じくらい(30代近く)の人が多く、それよりちょっと若いひともいた。

カリキュラムは就職支援的な時間割(面接練習)も含みつつ、前半はプログラミングに関する知識をインプットし、後半で実際にサイトを作りつつアウトプット、という内容。最後の1か月は企業へ派遣。授業時間は1コマ50分の1日6コマで、3コマ目と4コマ目の間に昼休憩を挟んでいる。教科書については4冊を使用し、教科書代は合計で約1万円だった。(中古じゃ駄目なのかな…)

ちなみに職業訓練の受講生たちは割と仲良くなるらしく、授業後に飲んだり、訓練が終わった後も連絡をやり取りする人も多いらしい。学生みたいなノリは勘弁してほしいけど、社会人しかいないから心配ないかな。社会人同士の繋がりってほとんど経験が無いから(万年フリーターだからねw)、どんな人と出会えるかは楽しみの一つ。

 

 

そして思い知る、正社員未経験の現実

また、説明会の最後には同じ職業訓練の卒業生の方が、卒業後の話を色々と聞かせてくれた… んだけれど、この人が仕事デキル人間だったので全然参考にならなかった(笑)。前職は広告関係の仕事をしており、訓練後はプログラミングスキルと前職の人脈を使って起業。さらに奥さんも職業訓練でプログラミングを学んだ後に、独立したデザイナーということだ。他にも訓練卒業後に転職を成功させた人たちの話を聞かせてくれた。中にはデュアルシステムで派遣された企業に、そのまま就職してしまった人もいるらしい。ちなみに、訓練前にフリーターだった人は話に出てこなかった。

この人の話を聞くまですっかり忘れていたけど、私みたいな30歳にもなってバイトしかできない低スペックは少数派なんだよな… というわけで、職業訓練を受けたい欲は高まったけど、受講前の書類&面接選考で弾かれる可能性が高い。倍率3倍らしいからね。

仮に受講が決まっても「バイトしかやったことないんですよね~、つまり社会人未経験です!アハハ」なんて正直にぶちまけたらドン引きされそう(笑)。そういう不安は出てきたけど、それは後で心配すれば良いや。

 

 

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