セミリタイアするまで非正規

正社員になれないことが分かった三十代。労働者のままでは死にかねないので、非正規のままセミリタイアを目指している、色んな意味で駄目なヤツ。

本当に不安なのは、病気でもなく、原因も分からず、薬も効かないのに、普通とは違うこと

 近所のショッピングモールで、刑務所作業製品の販売を行っていた。服役中の方の手作りで、写真のような木工製品をメインに、木製の家具や本、木製以外では伝統工芸品(有田焼など)やカバンも売っていた。

 パズル、可愛い。マニュアル通りに作っているのだろうか、それとも、製作者のアイディアなのだろうか。木のまな板も、とてもスベスベできれいに作られていた。今日の商品を作った人たちが、どんな気持ちだったのかは分からないけれど、もしも、堀の外の人たちと同じ生活を取り戻すために心を込めて作っていたんだとしたら、少なくとも出来上がった商品たちは堀の外で流通しているものと変わらない。(むしろ、個性があって好印象だと思う)

 「刑務所作業製品」はイメチェンのために「CAPIC」というブランド名で広めようとしているらしいが、こうした商品を購入する人ってどんな気持ちなんだろう?特に意識して買う人っているんだろうか?どっちかというと、「他じゃ買えないものがお手頃価格で手に入ってラッキー♪」ぐらいの気持ちじゃないだろうか(笑)。本来の目的を考えれば、普通の商品と変わらない感覚で買い物できる方が良いけどね。

 

 ところで、なんでショッピングモールに行ったかというと、家族が神経系のめまいを起こして寝込んでしまい、病院の処方薬も切らしていたため、市販薬を買いに行ったのである。薬剤師さんに処方箋を見せたが、全く同じ成分のものは売って無いとのことで、この「奥田脳神経薬」を購入。効くといいけど。

 本人が言うには、年に1回は必ずこのめまい(+頭痛、吐き気)に襲われるらしい。自律神経の乱れが関係しているようだ。辛そうだけど、病名や原因が分かっていて薬でラクになれるなら安心だ。

 本当に不安なのは、病気でもなく、原因も分からず、薬も効かないのに、普通とは違うことだ。例えば、刑務所作業製品を作っている人の中にも、そういうことに悩まされて道を踏み外してしまった人がいるかもしれない。

 私だって、いつそういうことになるか分からない。例えば、国が「特別な理由なく、1週間に40時間の労働義務を果たさないのは犯罪である」という法律を作ったら、今の私は生きているだけで「犯罪者」だ。

 

 というわけで、刑務所作業製品(CAPIC)の商品は普通に可愛いので、見かけたら立ち寄ってみてほしい。

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