フードロス問題の解決に取り組んでいる方の記事。著書もオススメです。
噂の豪華客船に届けられた噂のシウマイ弁当が、何らかの理由で廃棄された可能性がある、とのこと。記事の最後には、東日本大震災で実際に起こっていた食品廃棄の現状と、食品寄付のような善意が必ずしも善意とはならないこと、現場で起こりうる様々な事情があることから憶測で関係者を責めないでほしい、ということが書かれている。
日本では、毎年1300万人分が1年間に食べる量の食品が廃棄されているらしい。1300万人は東京都の人口とほぼ一緒。物凄い量だと改めて思う。カネと資源を使って運ぶなり作るなりしたものを、結局捨てていると聞くと虚しい気分になる。まあ、会社の飲み会の料理って大量に余るし、ああいうのが全国各地で起こっているんだろう。ちなみに私のバイト先はかつて、隔月で飲み会をやっていてその度に大量に食べ物が余るんで、苦学生の子が持ち帰ったりしていた。ちゃんとお店に許可を取って、パックは100円ショップで調達したうえで。私は基本的に買ったものや出されたものは全て食べるが（さすがに飲み会コースの量は無理だけど）、この間はどうしても口に合わなかった白カビチーズを棄ててしまった。まだ形が残っている食べ物を棄てる瞬間の申し訳なさったらない。
服もそうだけど、本当にこういうのってどうにかならないんだろうか。色んなモノを作りすぎなんだろう、世界規模で。こういうニュースを聞くと、ミニマリストが流行るのもさもありなん、ってかんじだ。ただ、ミニマリストが主流になることはないだろう。資本主義が政治と同等である限り。資本主義にとっては、足らないから作ることよりも、作りすぎて捨てる方が正義なのだから。
