セミリタイアするまで非正規

正社員になれないことが分かった三十代。労働者のままでは死にかねないので、非正規のままセミリタイアを目指している、色んな意味で駄目なヤツ。

会社の末期は、こんなかんじ

wataridori-project.hateblo.jp

 

以前も愚痴ったけど、アルバイト・パートを全て解雇することになった我がバイト先の現状について、もっと愚痴らせてほしい。といっても、内容はあまり変わらないけど。

 

結局、正社員たちが非正規を上手くコントロール出来なかったことも一因で、想像以上に早く会社の滅亡が早まったわけだが、私も含めて全員のモチベーションは株価並にダダ下がりだ。私の部署も解雇通知前の雰囲気は一変、仕事中にバイト情報を交換したり、青空文庫を読み始めたり、コロナのニュースで盛り上がったりで、仕事なんて殆ど手についていない。(そして、やるべき業務も殆ど残っていない)以前なら注意されていたのだけれど、最早それすらも無くなったというわけ。もちろん、仕事中の私語が日常化していたお局たちも同様だ。だから業績が傾くんだけど、もうどうでもいい。

 

ところで、私が仕事をしているフロアで一番偉いのは課長クラスのおじさんだ。この人、立場は上のくせに仕事はしないし(出来ない?)、人の選り好みは激しいしで、仕事じゃなければお付き合いしたくないし仕事でも敬う気になれないタイプの人間なのだけれど、非正規一斉解雇通が通達されて以降、暴走し始めているんである。ちなみに、この課長は今回の解雇対象ではない。

以前から仕事中に平気でバイトたちと(仕事とは関係のない)お喋りを自ら率先して行う、という奇癖があったのだけれど、それがエスカレートしている。特にお局バイトたちと仲が良く、席が離れているのにわざわざ出かけて行って、座り込んで雑談している有様。本来なら、やる気が落ちている社員やバイトの尻を叩かねばいけない立場なのに、自分の尻を叩く人間がいないのを良いことに堂々と仕事をサボっているんである。こんなのを見せられて真面目に働けるわけがない。そもそも、下っ端の人間たちの空気に流されている時点で課長失格である。

この課長が先日、会社内でパーティーを開催した。社員と一部のバイトだけで。コロナ自粛を無視しているのも、一部のバイトを贔屓しているのも問題だが、それ以上に酷いのが、呼ばれていないバイトたちの目の前でパーティー用の寿司とピザを届けさせ、パーティー用の飲み物について大声で相談していたのである。おまけに、私の部署のバイト一人だけに参加を促し(その人は課長のお気に入り)、残りは完全に無視。ハブにされた私たちのことはもちろん、一人だけ場違いなシチュエーションにお呼ばれされたバイトの気持ちも、全く考えていない。

 

私は、この課長の存在こそが、我がバイト先の問題を体現しているように感じられる。仕事の能力がない人間を課長に就任させ、人心掌握が全くできない人間に権力を持たせる。これは、課長本人だけの問題ではない。このような人事をしてしまった社長の能力も、疑われてしまう。課長の暴走を止められない社員たちもナメられる。会社の人間全員が信用されなくなる。その結果、真面目で比較的日の浅いバイトたちは去年、続々と辞めていった。残ったのは長く勤め続け、或いは社内で自由に振る舞うことを許された(つまり課長と仲の良い)バイトばかり。今回の人事整理で会社が持ち直し、新しくバイトを雇うことになっても、彼らを率いる人間が変わらなければ、また同じことを繰り返すだけだろう。

 

というわけで、これが大規模な解雇やリストラをせざるを得なくなった会社の実態の一例です。どうぞ、ご参考に。

今回のコロナアタックで解雇されてしまった方は、ご自身の職場で同じような兆候が現れていたならば、コロナが無くてもいずれ解雇されていた、働き続けても嫌な気分になるだけだった… ということにして、少しでも気休めにしてもらえると有難いです。

 

最後に、ボロクソに書いた課長のフォローを少し。

課長はよくお菓子を配っていた。そして、お気に入りのバイトにはトコトン甘く接していた。餌付けや(本人の為にならない)優しさでしか、コミュニケーションが取れない人物だった。きっと、周りの人間が自分から離れていくのが怖かったんだろう。課長と言う肩書きが重荷だったのかもしれない。可愛そう。

以上。

 

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