「KASUMI ASMR」チャンネルは、私もファンでよく見て（聞いて）いた。他人の咀嚼音の何が楽しいの？って人は多いと思うが、何でか理由は分からないけど私は好き。とは言っても誰でもヘーキなわけじゃないんだけど、そこらへんの違いは自分でも分からない。（口を開けてペチャクチャ食べる、いわゆるクチャラーがダメなのかも）
で、「KASUMI ASMR」チャンネルのもう一つのウリが、食べる量。大量のチョコレート菓子とか、カラフルな和菓子とか、肉々しい肉料理の山とか。食べるの好きなんで、色んな食べ物が見られるのも、それらをガツガツと平らげていくサマを見ているのも楽しい。
そんな「KASUMI ASMR」チャンネルで、投稿者が食べたものを吐き出す様子が写り込んで記事の様な騒ぎになっている。↑の記事は中立的だが、なかには「KASUMI ASMR」チャンネルは喰ったもの全部吐いてると言わんばかりな書き方をしているものもあるが、真実は不明（投稿者が沈黙している）。
で、この騒ぎを知った後、私は「KASUMI ASMR」チャンネルを解約した。理由はいくつかある。
まずは、炎上後の投稿者の行動。ツイッターやインスタグラムのアカウントは全て削除しているのに、youtubeのチャンネルだけは、チャンネル登録者数を非表示にしてコメント欄を閉じただけで、（件のものを除いて）動画を公開したままなのだ。これがyoutube も含めて全て抹消したのなら（是非は別として）理解できるが、一部を残すということは、何か特別な意図があることになる。理由として考えられるのは、批判されるのは怖いが自己顕示欲は満たしたい、とか、広告収入が欲しい（ちなみに、最新の動画を通しで視聴したところ、広告は流れなくなっていた）とか… youtubeの仕様上の問題なのかもしれないが、今回の騒ぎについて沈黙しているいじょう、残念ながら利己的な印象が強くなってしまう。これが、一つ目の理由。
で、次。これが本題なんだけれど、「KASUMI ASMR」チャンネルを応援することで逆に投稿者を追い詰めていた可能性があるから。投稿者の食べる量や内容のセレクトが、どんどんジャンキーな方向へエスカレートしていることは私も気が付いていたし、投稿コメントでも「そんなに食べて大丈夫ですか？」と心配する声は多かった。でも、世の中には大食いの人というのもいるし、「一度に食べてるようで、いうて時間を分けて食べて編集で繋げているんだろ」と思っていた。本当に大食らいかどうかは、実はそこまで興味が無かった。
ただ、その認識を今ではちょっと後悔している。今回の炎上では「大食いで売ってたくせに、嘘だったのか！」と怒っている人もいた。ということは、大食いをウリにした方がウケるのだ。そうすると、
動画に映す食べ物の量を多くしてみた
↓
チャンネル登録者数が増えた
↓
そんなに食べられないけど、もっと食べ物を用意すれば…
↓
やっぱり、もっと登録者数が増えた！
↓
だったら、苦しいけど、もっと…
のような、投稿者が意図しない悪循環に陥っていた可能性がある。その結果として、今回の炎上騒ぎがあるのなら、その原因は投稿者だけではなく、我々のようなチャンネル登録者にもあるのだ。そこに気が付いて、チャンネル登録を解除した。
次からASMR動画を視聴するときには、
・投稿者が無理をせず完食していることが分かる
・扇動的なサムネを使っていない
を満たしているものだけにしようと思っている。咀嚼音系はもうやめて、自然音のASMR専門になった方がいいのかな。
とにかく、今回の件は反省している。
