同棲中の友人が5時間かけて洗濯槽を洗ってくれた話
以前も記事にした同棲中の友人の話。友人はコロナアタックによる自宅待機中なのだが、昨夜も仕事からの帰宅時にゴミが出されておらず、ちょっとイライラしながらゴミを出しに行ってきた。一日中家にいるんだからゴミくらい出しといてくれよ、それにしてもゴミだし程度でこんなに疲れるなんて、だから仕事なんてロクなもんじゃないよなぁ… と全く責の無い我がバイト先をついでに罵っていたところ、友人が「おかえりー」と顔を出してくれた。そしてこう言ったんである。「洗濯漕、洗っといたよ」
我が家の洗濯機は、私と私の妹に10年近くこき使われ続けてきたベテランなのだが、にも関わらず現在の雇い主の義務である洗濯槽の洗浄を放棄され続けていたんである。これにはブラック企業も若干引き気味だろう。去年、一度だけ過炭酸ナトリウムで洗ったんだけど、2回洗っても湧き出てくる鰹節のような汚れでヤル気を削がれた雇い主は、その後も見て見ぬフリをし続けていた。「いつか、時間があるときにやろう…」いつまで経ってもやらないパターンである。
その可哀想な洗濯機を、友人は救ってくれたんである。話を聞くと、わざわざ洗濯漕用の洗剤を使って、5時間近く作業し続けてくれていたそう。いくら一日暇で家にいるとはいえ、（そして自分も使っているとはいえ）他人の洗濯機を5時間もかけて綺麗にしてくれて、見返りも要らないとか言ってくるんである。天使か。もちろん、さっきまで「ゴミ出しくらいしとけよ」と恨んでいたことは、洗濯槽の汚れと共に脱水済みだ。
来月からはお互いに月1回ずつ、洗濯槽の掃除をすることになった。友人は2か月に1回で良いと言ってくれてるけど、洗濯機の年齢を考えると月1で労わってあげても良いかな、と私は考えている。それから、友人に何のお返しもしない訳にはいかないので、通販で買った老舗の南部せんべい、南部せんべいチョコ、南部せんべいサブレを進呈した。5時間の労力には見合わないけど…
解雇宣言のときにも書いたけれど、最近は仕事の影響で勤務中もプライベートでもイライラすることが多かった。私はちょっと自尊心が低く神経質なところがある（と人から言われる）のだけれど、仕事のストレスで余裕がないと、その傾向が強まってしまうらしい。仕事が無くなる5月からは、その癖も落ち着くと思うが、今のままだと仕事を再開したら元に戻ってしまう。どうにかしないと。
ということで、色々あるけれど友人との同居は良いなーというお話でした。あと、洗濯槽の掃除はこまめにやりましょう。
